中村うさぎ降板後の「5時に夢中!」に異変 ふかわ、アレクが必死に笑いとり | キャリコネニュース
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中村うさぎ降板後の「5時に夢中!」に異変 ふかわ、アレクが必死に笑いとり

「5時に夢中」(TOKYO MX)の水曜日が大変そうだ。中村うさぎ降板後、美保純と共演するゲストはこれまでKダブシャイン、谷隼人、村野武範などが出演していたが、番組の盛り上がりはイマイチ。

3月11日の放送では、作曲家の新垣隆が出演していたが、生放送なのにまず声が小さすぎて何を言っているのか聞き取れない。何かを質問しても、伏し目がちにオロオロしながらモジモジする新垣氏。痺れを切らしたふかわりょうは、「中学生かよ! え!? そろそろはっきり喋りなさいよ!」と叫んでいた。

強烈なキャラが好き勝手に喋るスタイルが

実は深い内容を喋っていた

実は空気を読める男・アレクサンダーも、この状況をなんとか打破しようと新垣氏にやたらと話を振り、「(女性の)経験あるんだ?」「500円でロックの楽曲作ってよ」などと言って頑張っていたが、新垣氏は困惑するばかり。かつて中村うさぎが出演していた水曜日とは、随分と雰囲気が変わってしまっているのである。

何かおもしろいことをさせよう言わせよう、と制作側が無理に笑いを引き出さずとも、強烈なキャラクターの出演者が好き勝手に喋ることで自然と爆笑が起きる、というのがこの番組のスタイルであり、コアなファンを持つ人気の理由ではないのか。

ふかわの主な役目は、ともすれば放送禁止用語など連発しそうな出演者にブレーキとストップをかけることであり、内藤聡子とともに同番組の「良心」の象徴でもあった。

毒舌過ぎる共演者の発言の波に飲まれそうになりながらも、汗を拭きながら必死で立ち、番組を進行する真摯な姿にふかわの「そこに立つ意味」があったのだ。現在の水曜日のように、なんとか笑いに持っていこうとするふかわの頑張りなんか、切なすぎて見たくない。

下ネタも社会問題も等価値で論じた中村

中村うさぎは、もう帰ってこないのか。美保純に「ポルノ女優のくせに」と言ったことでトラブルになったと一部で言われていたが、真相はどうやらそうではないらしい。

買い物依存症、ホスト狂い、デリヘル勤務など破天荒なキャラクターがゆえ、中村うさぎは誤解されやすいが、社会問題や事件事故などの真面目なニュースに対するコメントなど、生半可に生きてきた人間にはとても言えないような深い内容を喋っていたし、そこには説得力があった。

下ネタも社会問題も等価値で論じる中村うさぎには、どちらが下劣でどちらが高尚だとかいう意識もなかった。だからこそコメントに重みがあったし、本気で笑えたのである。

もしも番組側に非があったとしたら、それは共演者の組み合わせである。美保純も別に悪くない。ただ、中村うさぎとの「相性」が悪かったのだ。最初から、岡本夏生か中瀬ゆかりあたりと共演させておくべきだった。中村うさぎがテレビで見られなくなるのは、悲しい。

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