女性は当時、病棟勤務をしており、若い女性患者を受け持っていた。その女性患者は情緒不安定で、女性に対して「あなたみたいな美人に、私の気持ちなんてわからない!」と泣きながら声を荒げたという。そのやり取りを上司に報告する必要があったものの、女性は
「ありのままに伝えるのは抵抗があったので、『入院生活で整容がままならない中、しっかりメイクした同年代の女性看護師に担当されるのは気持ち的に辛いようです……』と濁して報告をした」
と打ち明けている。
サービス系の会社で働く愛知県の40代女性は、気の合う上司や男性職員と話しているだけで「色目を使っている」と言われる。昇進した際も実力ではなく「女の力を使った」といった心ないことを散々言われたという。女性は「こっちがどんだけ努力したと思ってんだ」と憤る。
東京都の30代女性は「事務のおばさんに、あなたは顔で入ったんだよね」と嫌味を言われている。また職場の男性に好意を持たれた際も「周りの女子に嫌味を言われた。面倒くさい」と述べている。
ミスをしても「お客は絶対に許してくれる。ヘラヘラした笑顔で許されるのが悔しかった」
サービス系勤務の大阪府の40代女性は以前、別部門の対面業務を担当していた。現在はコールセンター部門に変わっているが、それには理由がある。美人が故に接客でミスをしても「お客は絶対に許してくれる。ヘラヘラした笑顔で許されるのが悔しかった」という。しかし今は顔の見えないコールセンター業務のため、
「社内ではミスを許してもらえるが、電話口のお客は徹底的に怒ってくる。だから、いい経験になった」
と綴っている。
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