中高生の自転車事故が多い都道府県 TOP3は「群馬」「香川」「佐賀」
自転車の安全利用促進委員会は3月1日、「全国都道府県別の中学生・高校生の通学時における自転車事故発生件数」の調査結果を発表した。調査は2016年から実施し、今年で6回目。交通事故総合分析センターITARDAから提供を受け、2019年の事故データを対象とした。
2019年の自転車事故は、中学生が1万人あたり5.2件、高校生が24.2件だった。2017年から減少傾向にある。学年別では、中高共に1年生が最も多かった。
中高生が加害者になった事故は全体の2割
都道府県別で最多となったのは、「群馬県」(22.8件 1万人あたり、以下同)だった。次いで、「香川県」(18.3件)、「佐賀」(15.6件)、「徳島県」(14.7件)、「高知県」(13.7件)と続いた。
高校生の1位も同様に「群馬県」(109.1件)。次いで、「静岡県」(75件)、「宮崎県」(41件)、「山形県」(37.8件)、「兵庫県」(23.2%)と並んだ。
中高生が加害者になった事故の割合は、中学生で22.1%、高校生で19.4%だった。都道府県別に見ると、中学生1位は「栃木県」(22.8件、割合59.6%)。次いで、「山梨県」(10件、41.7%)、「東京都」(32件、40%)、「兵庫県」(38件、39.2%)と続いた。
高校生1位は「京都府」(27件、38.6%)だった。次いで「東京都」(190件、38.1%)、「栃木県」(46件、37.4%)、「兵庫県」(179件、36%)と並んだ。調査元は、通学用自転車自体の安全性の確認や自転車保険の加入、ヘルメットの着用を呼び掛けている。