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「秀才姉」が親のクレカを使い込み、家賃も滞納?! 部屋に乗り込むとそこには……

中部地方出身の男性の姉は、小学生の頃から秀才で知られていたという。

「同じ親から生まれたとは思えないほど成績は優秀でした。大学も東京の有名大学を卒業し大学院へ進学。将来は学者かなにかになると思っていたんですが……」

人間関係の濃い田舎で生まれ育ち、家族はもちろん親族や近所からも尊敬される姉……だったはずが「なにかがおかしい」

そう気づいたのは、男性が社会人になって、東京で働くようになった頃のこと。

「母親から電話がかかってきて、姉の金遣いが荒いことを愚痴るようになったんです。聞けば、渡している親名義のクレジットカードを限度額いっぱいまで使っているというんです」

親のカードのため限度額はなんと100万円。収入のあまりない大学院生という立場でそこまで使ってしまうとは、どういう神経だろうか。

男性はそんな状態で手をこまねいている親にも呆れたという。

「まずはクレジットカードを取り上げて、ゆっくり話し合うべきだと話をしたのですが<あの子も自分で払うとはいってるからと、母親はまったく動こうとしないのです。そんな状況でこちらに愚痴られても困るんですが……」

そもそも、そんな大金をどうやって使ったのだろうか。

「姉はどちらかというと地味というか、ダサいほうです。いったいなににカネを遣っているのかまったく謎でした」

その使い途がうっすらとわかったのは、半年ほどしてからだった。

「今度は、母親が上京するので一緒に来てくれというのです。聞けば、姉が家賃を滞納しているというじゃないですか」

半年あまり家賃を滞納したことで、姉が住んでいたマンションの大家さんが怒り心頭で電話をしてきたため「だって」が口癖の母親も、ようやく重い腰をあげたという。

「当時は自分も職場に慣れたばかりで忙しかったのですが、有給を取って母親と一緒に大家さんに頭を下げるために。大家さんは近所に住んでいるので姉と道で顔を会わすことも多かったそうですが、家賃を貯め込んでいるのにニコニコと挨拶をしてきて『遅れてすみません、明日払いますから』とか適当なことを何度もいってたそうで、静かにキレてたのをよく覚えています」

取り急ぎ家賃は立て替えたが、姉は電話にもLINEにも反応せず。そのため2人は合鍵を借りて部屋で待つことに。

「部屋の中はまったくのゴミ屋敷で埃まみれだったんですが、乱雑に積み重なったものをよく見るとブランドものの服やら化粧品やらが、店でも開くのかというくらい積み重なっていましたよ」

そして部屋で待つこと5時間あまり。深夜になって姉は男連れで部屋に帰ってきたという。

「もう、姉も母親もキレて叫んで、泣いて阿鼻叫喚です。連れの初対面のインテリっぽい男性も呆然とした顔で事態を見まもっていました」

結局、その場は男性の仲介で収まり、姉も今後は無駄遣いをせずに身の程をわきまえて暮らすということで、いったんは終わった。その後、姉は学者になれず、派遣社員として独身のまま生きているという。

「姉に期待して投資したのは親の判断ですから別に構わないんですが……最近、母親から電話がかかってきて、またクレジットカードをたくさん使われたというのです。呆れますよ。なんで40歳も過ぎた娘に70過ぎの親が自分のクレジットカードを……」

20年後も、また同じことを繰り返しているのだからなんとも業が深い。

男性は「今度は、姉が賃貸アパートで死体で発見されるとか、さらに迷惑をかけられるのではと薄々心配しています」と呆れ気味に語っていた。

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