女性は5年ほど前、地方で事務員をしている友人と絶縁したという。その友人は好きでもない仕事に就いていることや、年収が低いことをコンプレックスに感じているようだった。
そしていつも口癖のように「年収が低いから辛い」と言いながらも、何故か年に何度か旅行を兼ねて女性に会いに来ていた。そこで事件は起きてしまう。
「ホテル代節約のためとウチに泊まって行っていたのですが、ある時、その友人はあろうことか私がシャワーを浴びている間に勝手に家探しをして私の通帳を見たらしく、それ以降なにかにつけて私に奢らせようとしてくるようになりました」
なんと友人が通帳を盗み見したというのだ。これは仲の良い友人であっても許容できない出来事である。
女性は「年収が高い職業と紹介されることもある専門職」に就いており、年齢に対する平均年収よりは高い金額を得ているようだ。しかし
「高い専門性を維持するためには常に自腹での勉強が必要で、それを差し引くと実際には平均年収と変わらない程度です。なので、そんな何度も何度も奢れるような余裕はないのです」
と綴る。その友人はこうした女性の事情をつゆ知らず
「買い物や外食をすれば細かいお金がないとか何とか言って私に払わせてきた」
という。女性が後からまとめて請求すると
「私の年収じゃこの金額払うのも辛いんだよ~」
と言って財布を出す様子すら見せなかった。それでもめげずに言い続けると
「稼いでる人は良いよね~。私なんて年収低すぎて毎日辛いんだよ~」
とエンドレスで会社や環境への愚痴を言い始め、話を逸らそうとしてきたというから驚きだ。女性はさすがに付き合いきれなくなり、前述の通り連絡を絶ち、転居して完全に縁を切ったという。