絶望的な状況で手を差し伸べてくれる人もいる。神奈川県の50代後半男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収850万円)は自身の寝過ごしエピソードを明かした。(文:谷城ヤエ)
とある日、飲み会に参加していた男性。
「最寄り駅は、東海道線の国府津駅です。飲み会で深酒し、乗り過ごしてしまいました。気がつけば、(国府津を通り過ぎて)小田原駅の次の早川駅でしたが、目を覚ました瞬間扉が閉まってしまい、慌てて次の駅でおりました」
「コンビニもなく、タクシーすら止まってません」
国府津駅~早川駅はJR東海道本線(熱海行)で3駅で10分ほど。飲みすぎたのか寝過ごしてしまったようだ。男性は根府川駅でおりたものの、
「この駅はコンビニもなく、タクシーすら止まってません。仕方なく途方にくれながら歩いてタクシーのある小田原駅を目指しましたが、約1時間の道のりです」
と、絶望的な状況だった。しかし男性は決意する。
「こうなると、恥も外聞も無くなるものです。人生初めてのヒッチハイクを試みました」
「数台通り過ぎた所で、1台止まってくれましたが、正に地獄に仏です。たまたま伊東から帰る所で、小田原駅まで送ってくれる事になりました」
「その間ずっと感謝とお礼を伝えてましたが、小田原駅では無く、家まで送ってもらう事になりました。本当にありがたかったです」
親切なドライバーに出会い、無事帰路についた男性。
「お礼に夏みかんを差し上げました。本当にその時に拾ってくれたドライバーさんに感謝です」
と感謝の気持ちを綴った。男性もこんな経験はもう懲り懲りだろう。
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【寝過ごしシリーズ】