「これ会計してないよね?」中学時代、店員に万引きがバレた友人 大人になっても人間性は変わってないようで……
後日、部活でYと顔を合わせた女性は彼女を心配し、「大丈夫?あのことは誰にも言ってないから安心してね」とこっそり声をかけたが、Yは女性を「ガン無視」してきた。
「ほかの部活仲間が『何かあった?』と聞いてきましたが、さすがに万引きの件は言えず。『わからない。何かしちゃったかな』と笑ってごまかしました」
結局Yは部活も休みがちになり、1か月後には退部してしまったという。
問題はそのあとである。万引き事件から2か月ほどが経ったある日、女性はクラスの仲良しグループから、いきなり無視され始めた。
「『うざい』『最低』『男好き』と意味不明な陰口を言われ、1人ぼっちで過ごす日々が卒業まで続きました」
最初は理由がわからなかったが、部活仲間からの情報によると、どうもYが「○○(女性の名前)のせいで部活を辞めた」など、女性のことを悪く言っているらしかった。
「『Yが好きな人を教えたら、○○(私の名前)がその男子にアピールしていてつらかった。Yの気になっている人が○○のことを好きと言っていた』など。くだらなすぎて部活仲間は信じていませんでした。そこが唯一の中学時代の救いでした」
女性はYの裏切りに「ただの当てつけです。私は万引きのこと黙っていたのに」と憤る。
「そうゆうところ。優等生でいい子なところ、マジうざかった。ブス」
卒業を間近に控えた頃、女性はたまたま校内でYと鉢合わせしたことがあった。Yは笑いながら通り過ぎようとしたが、女性は彼女の手をつかんでこう訴えた。
「万引きのこと誰にも言ってないよ。本当。言う必要ないもん。無視されて、はぶかれても言わなかった。Yと一緒にいたとき楽しかったから。もうやらないならまた一緒に遊んだりしたかったから。でももう知らない。なんで私のこと悪く言いふらしてたのかわからない。一生許さないから」
それに対しYは「そうゆうところ。優等生でいい子なところ、マジうざかった。ブス」とボソッと言い残し、女性を睨んで去っていったという。
その後、社会人になった女性は、偶然にも「あるアーティストのライブで(Yと)知り合い、仲良くしている」と語るYの現友人と親交を持った。女性がYの万引き事件の話をすると、その人は、「やりそうだよね。性格やばいもん(笑)」と言った。
「ライブ仲間でYのこと嫌いな子、多いんだよね。(Yは)『男はみんな私のことほっとけないみたいで好きになられちゃって困る~』とか『そんな恰好でライブ行くの?女捨てちゃダメでしょ~がんばろ!』とか言ってるらしくてさ。友達やめて正解でしょ!ライブは盛り上がるから一緒に行くけど、絶対彼氏は紹介したくないなって思う」
学生時代に友人を裏切り、社会人になった今も自分で自分の首を絞め続けているYに、女性はやり場のない悲しみや怒りを感じたのではないか。女性は「中学時代の半分をYに壊されクラスで一人ぼっちになったこと、もう20年が経ちますが、いまだ(Yを)許せません」と苦しい胸の内を吐露した。