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「子どもいるのに2~3万円の出費がつらい」誕生日の高額プレゼント義務化が仇となって友人と絶縁

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家庭を持つと、独身時代のような友人付き合いは難しくなってくる。富山県の20代後半の女性(サービス・販売・外食/年収400万円)は、「旦那の転勤がキッカケで、高校時代からの友人・A子と絶縁しました」と切り出す。

「(A子とは)毎年お互いの誕生日にプレゼントを贈り合っていましたが、それが義務化してきてしまい……」
「A子は独身のまま。私は結婚して子どももいるので、毎回プレゼント代とディナー代含めた2~3万円の出費もつらくなってきて」

そんなとき、誕生日の高額プレゼントの習慣を廃止する絶好のチャンスがやってきた。女性は夫の転勤で、600km離れた県外へ引越しすることになったのだ。(文:福岡ちはや)

移動、宿泊代込みで10万円超え「友人の誕生日祝いにそんなにお金出せません」

ところが引越し後、荷物整理や子どもたちの転園手続きでバタバタする女性のもとに、思いもよらないLINEが届く。

「A子から『誕生日だけど○日なら大丈夫だよ』とLINEがきてビックリ。元いた場所へは新幹線で3時間の距離ですし、車だと7時間。とても簡単に帰れる場所じゃないですし、私1人で行くわけにもいかず、子どもたちを連れて行くとなれば新幹線代も倍になります。それに誕生日プレゼント代にディナー代、移動代に宿泊代。それを大人と子ども分含めたら、簡単に10万円は超える計算でした。とてもじゃないですが、友人の誕生日祝いにそんなにお金出せません」

女性はA子に「引っ越したばかりで帰省が難しい」「誕生日祝いはできないが、夏休みや年末に帰省した際に改めてお祝いをしよう」と返信した。するとA子は、

「誕生日だよ?!自分だってお祝いしてもらったでしょ?信じられない!」

と激怒したという。

「私は誕生日祝い要員なんだなと痛感しました」

激怒するA子に対し、女性は「ゲンナリしました」「こっちは旦那もいて子どももいて、600km離れて住んでるのに配慮なんてないんだ」「私は誕生日祝い要員なんだなと痛感しました」とこぼす。そして、

「そこから『もういいわ』の連絡が最後で、こちらからも絶縁しました。お誕生日のお祝いなんて、本当の友達同士ならなんだって嬉しいはず。A子はインスタに載せる用のキラキラした誕生日ディナーに、ハイブランドのコスメなどブランド物のプレゼントが欲しかっただけ」

と悲しげに綴った。

家庭を持ったことで、独身の友人と「価値観が合わなくなった」と感じるのは自然のことだ。一方的に価値観を押しつけられれば、関係を断ちたいと思うのも当然だ。それは女性だけでなく、A子も同じだろう。すでに女性がA子から2~3万円の誕生日祝いをしてもらっていたのなら、A子の気持ちも理解できる。引越し前にA子へ同等のお返しをしてから誕生日の高額プレゼントの習慣を終わらせていれば、トラブルにはならなかったのでは。

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