趣味の仲間との交流は楽しいが、趣味への熱が覚めたことで疎遠になった、という話はよく聞く。東方神起のファンだった40代前半女性(鹿児島県/管理・事務/年収250万円)は推し活仲間と疎遠になるどころか絶縁したという。
女性は同じく東方神起ファンの先輩2人、同級生1人の4人で一緒によく遊んでいた。当時を「最初の頃は、ほとんどのライブ会場に行ったり、遠征する場所の作戦会議をしたり……とても良好な関係を築いていたと思います」と振り返る。
しかし女性は数年後、金銭的な問題もあり熱が冷めてしまった。
「その友人たちとは、会食をするだけでも楽しかったので、私はライブに行く回数を減らしたけれど、この関係がずっと続けられるものだと思っていました」
「次第に私以外の3人で頻繁に会っていることが、同級生のSNSなどでわかりました」
ファンクラブの退会も考えていたが、「一番熱狂的な先輩に、チケット(抽選)の名義を増やすため、無理矢理継続を強いられました」という。いわゆる名義貸しだ。多くのグループでは違反とされている。仕方なく女性はファンクラブを継続したが、それでも仲間外れにされた。
「次第に私以外の3人で頻繁に会っていることが、同級生のSNSなどでわかりました。東方神起熱が冷めただけで、なぜ私だけ仲間外れにされなくてはいけないのかわかりませんでした」
モヤモヤしていた女性は同級生から他愛もない連絡が来た際に、思い切って「この前、3人で会ったのー? 行きたかったなー」と伝えた。
「怒りを押さえて理由を聞いたところ『トン(東方神起)の集まりは嫌かな?と思ってーー爆笑』のような返信をされました。私たちの繋がりは東方神起だけだったの? 悲しくなりました。その後も、3人だけで頻繁に会ってるのを見せつけられ、悲しくなりました」
一番熱狂的なファンの先輩とは仕事帰りに2人でよく会っていた。ただ、
「他の2人の悪口を頻繁に言っていたり、私と会ってから4人の会に行く時も『別々にいこ』と、コソコソ、性格の悪い人の象徴のような人でした。おそらく私がいないところでは、私の悪口を言っていたのでしょう」
と明かす。かなり面倒くさい様相になっていたようだ。
東方神起ファンでなければ友達ではない、という扱いに辟易した女性。「誘われもしなくなったし、もう関わりをやめました」と振り返る。
「おかげで、東方神起のファン時代が、悪い思い出に代わり、東方神起の曲を聴いたり、映像などを観るのが、とても嫌になりました。人間不信にもなり、何年も人を信じることができません。そして、自分のなにが悪かったかもわかりません。女は怖いなと感じました」
推し活仲間とギクシャクしたことで推しのことも嫌になってしまった女性。楽しい思い出として振り返れる日は来るのだろうか。
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