「テレビやゲーム、甘いものは家族全員禁止」自分ルールを強要する妻に疲弊する男性
妻は外国籍で、二人は語学の勉強を通じて知り合い交際に発展、結婚した。プロポーズは男性からしたそうだ。日常的に食べているものについて聞くと、こんな答えが返ってきた。
「妻は自分で料理はあまり得意ではないと言っておきながら、レシピなどを一切見ず、とにかく栄養がある野菜や肉類、ときには魚のぶつ切りなどを一緒に炒めたり、スープにしたりしています。味付けは妻の裁量です」
「甘いものは家族全員に禁止なので、子どものおやつは果物、ナッツ類、蒟蒻ゼリーなどです。ただ、妻に内緒で、私がときどきシュークリームなどを買って子どもに食べさせています」
身体のためとはいえ味は二の次で、父親として見かねて市販のお菓子を買い与えてしまうこともあるようだ。
しかも「妻の全面禁止ルール」は食べ物だけではなく
「テレビ、ゲーム機も『ためにならない』と家族全員禁止です。もちろん子どもはスマホ禁止で、我が家にはテレビやゲーム機もありません」
というから、いまどきの子どもにとってはつらい状況だ。普段の遊びはどうしているのだろうか。
「上の子は友達と外出していますが、下の子は家でブロック、カード、ミニカーなどのおもちゃで遊んでいます。ときどき私のスマホを借りてYouTubeなどは見ています。ただ、家族ぐるみで付き合いのあるお宅に遊びに行くと、ほぼずっと友達のSwitchなどのゲームで遊んでいますね。そういうところを見るとかわいそうだと思います」
いつも制限されている分、よその家に行くと反動がでてしまう。しかし悪いことばかりでもないようで「反面、家でゲームやテレビにとられる多くの時間を勉強などの他の事に使うことができることは、メリットだと思っています」とも語っている。
妻は都合が悪くなると「離婚する」と物を投げたり壊したり
だが問題は、妻が「自分が出来ていないことを私や子どもたちに強要してきて、反発するとキレる」ことだと語る。
「私がスマホでニュースを見たり、子どもが私のスマホでYouTubeなどを見ることもありますが、20時を過ぎたり長時間見ていると妻はキレ気味に注意してきます。しかし、妻はネット配信のドラマにハマると朝方まで見ていることが多いです」
「それを私が指摘すると『もう観ない』などと言いますが、その後何度も朝方までドラマを見ていることがありました。翌朝は私が子どもの朝食のしたくをしているとき最後に起きてきて、『(朝ごはんに)タンパク質がない、果物がない』などと文句を言ってきます」
妻は自分の行動は棚に上げ、こだわりの生活スタイルを家族に守らせたいようだ。もちろん栄養や生活習慣、デジタル機器との付き合い方には注意をすべきだが、家族が納得しないままではお互いにつらくなるばかりだろう。
妻のこだわりが強くなったきっかけはあったのだろうか。
「きっかけは子育てかもしれませんが、よくわかりません。妻は、子どものために絵本や児童書を大量に買ったり、保育園の年長くらいから子どもにサプリを飲ませたりしていました。大きい粒のものもありましたので、子どもは何度も水を飲んで飲み込むのが大変でした」
適切かどうかは別として、妻は並々ならぬ熱意をもって子育てに取り組んできたようだ。しかし、
「妻は都合が悪くなると『離婚する』と言い、物を投げたり壊したり、蹴ったりするので話し合うこともできません」
と歩み寄る隙もない。男性は現在の心境をこんな風に吐露している。
「もう慣れたので、私は我慢できます。ただ、妻も苦しいのではないかと思いますので、妻が本当に離婚したい、妻自身も楽になると言うのであれば、子どもの意見も聞いて、離婚も考えます」
子どものため、家族のためにどういう選択をするのが一番正しいことなのか。難しい問題だ。
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