友人が相談してくるときは決まって電話だった。2年前の春のある夜、恋人と食事をしていたときにも電話が突然かかってきた。「相談内容は今までで一番非常識なもの」だった。
「職場でお世話になり、仲が良くなった男性の先輩と、共通の趣味であるキャンプに行くことになった。せっかくなので尊敬している人とお酒を酌み交わしたいと思い、泊りで行くことにしている。その先輩は既婚でお子さんもいるのだが、自分自身の彼氏(友人には結婚も視野に入れて付き合っている恋人がいます)に正直に言って行くべきだろうか、それとも黙って行くべきだろうか」
友人は、キャンプには誰が何と言おうと行くつもりらしく、女性が止めても聞く耳をもたなかった。そのため、
「それなら黙って行きなさい。彼氏が聞いたら絶対傷つくし、トラブルの原因になりかねないから」
と伝えた。友人は納得したようで「分かった。そうする」と言って電話を切ったが、後日、
「結局黙っていられなくて、彼氏に全部喋ったら、嘘つこうとしたことを怒られた~」
と泣きついてきた。女性は、
「いつもいつも、どうせこちらの意見を聞き入れる気がないからはじめから相談しないで欲しい」
と、このあと「長年の我慢」がついに爆発する。【後編】へ続く。
キャリコネニュースでは「友人と絶縁したことがある人」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/LQ1RHMHG
【後編はこちら】「結婚式への参列はやめるつもりです」 既婚男性と2人きりでお泊りキャンプに行く友人に忠告した結果