それは、学生のときだった。
「サプライズで有名な心霊スポットに行こうとしていた友人がいたのですが、その箇所が近づいてくると、私は行き先をしらされていないものの、よくない感じがして『この先に行かない方がいいと思う。そっちの道から行けない?』と告げた」
女性の提案に対し、友人は「〇〇トンネルのこと知ってたんだ?」と聞いてきたが、女性は行き先など全く知らなかった。ただ、行ってはいけない感じがしたのだ。その後、「遊びで心霊スポットに行くのはやめるよう説教」があったという。
また、他の日にも。それは「1日限りのポスティングのバイト」をしていたときだった。友人と一緒に、住宅地図を見ながら手分けしてチラシを配っていた女性。しかし…。
「とある家……カーテンはついているし、無人ではないようなので配布対象です。門のむこう、玄関の横にポストがあり、そこに友人が近づこうとした時、異様な圧を感じて、『この門の中には入っちゃダメだ!』と感じて、友人の肩を掴んで止めました。絶対だめ、と」
女性がもった違和感を信じ、結局、その一軒だけあえてポスティングはしなかった。その旨を、配布後に雇い主に伝えると、「え?なんで?」と聞かれた。決して咎めているわけではなく、「怯えた感じ」だったという。
そんな雇い主に対し、女性は「非科学的で申し訳ないが、絶対に入ってはいけない雰囲気があってはいれなかった」と素直に伝えた。すると、雇い主から衝撃的なことが告げられた。
「入らなくて良かったのかも。ここ、地元では有名で。1年くらい前、強盗殺人事件があったんだよ。地元テレビでも映ったかた知ってたんだよね?だよね?」
しかし、女性はその地元出身ではないため、ニュースを見ておらず、初めて知る事実だった。もっとも、事件後は人が住んでおらず、空き家独特の手入れされてない様子を感じ取っただけかもしれないが、女性としては印象的な出来事だったようだ。
また、別の日には、こんなこともあった。
「『今日別の道で行かない?この道なんか……根拠ないけど、今日行かない方がいい気がする』と言って道を変えたら、通るはずだった道で多重事故があったこともありました」
女性の直観があまりにも当たりすぎるがゆえに、友人たちも。女性が「ここに行かない方がいいと思う」「この道には行かない方がいいと思う」と言うと、友人らは、「それは大変だ、と目的地や道を変える」ようになったそう。
女性は自身の直観を信じつつも、意外な理由で、後悔していることを明かした。
「本当に『嫌な感じがする』が理由のことが殆どですが、中には『寒そうだから』という理由だったこともあったので、友人にはちょっと申し訳なく思っています」
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