「夫の前でも私を馬鹿扱い」毒親すぎる母親に苦しめられてきた女性
いくつになっても、子は親から言われたささいな言葉をずっと覚えているものだ。それが、心を傷つけるような言葉ならなおさらだ。
大阪府の20代女性(事務・管理/年収150万円)は、26歳まで親元で暮らしてきたが、母親についてこう明かした。(文:長田コウ)
「大学生の途中からなんとなく母はよその母親とは何かが違うと違和感を感じていました。母との生活を振り返ってみると、いわゆる毒親だったと思います」
「大声で罵倒し、私が勉強で使う教材をビリビリに破ってしまう始末」
記憶に残るのは、女性が小学6年生のとき。「楽しみにしていた遊園地を自分だけ留守番にされたこと」があったそう。「算数の勉強ができないから」という理由からだった。母親は
「勉強ができない子は遊園地も行くな、遊園地の年間パスポートも作らなきゃよかった」
と理不尽な言葉をぶつけてきた。それに対し祖母は、「勉強と遊園地のパスポートは関係ないよ」と間に入ってくれたそう。しかし
「母は祖母に向かって『お母さん(祖母)は黙ってて!』と大声で罵倒し、私が勉強で使う教材をビリビリに破ってしまう始末でした」
誰も母親に逆らうことができず、結局その日は女性と祖母で留守番をし、家で算数の勉強をしたという。さらに女性を傷つけたのは、このあとの母親の言動だ。
「母は姉と2人で遊園地に行き、家に帰って来た時には遊園地であったことを私の前で嬉しそうに話していました」
母親の過激さについて、こうも振り返った。
「母は怒りのスイッチが入ると『あの時もこうだった』と過去の話を蒸し返してその時とは関係のない話まで持ち出してくることがほぼ毎回ありました」
母親の発言に対して、「それとこれは今は関係ないじゃん」と反論したことがあるそうだが、「一回で理解できないから過去の話もするんだ!」と謎の返答をされてしまった。これ以来、女性は「相手にするだけ無駄だ」と思うようになったという。
「韓国ドラマに出てくるような怖いご両親じゃない?」
現在、女性は韓国人の夫と結婚し二人暮らしをしているが、結婚挨拶の時にも、母親の酷い言動があった。
「夫の前でも私を馬鹿扱いした挙句、夫のご両親のことも『韓国ドラマに出てくるような怖いご両親じゃない?』などと失礼な発言を繰り返す始末」
そんな母は今月末に、女性の夫を親戚に紹介するために食事会を計画しているという。女性は本音をこう明かす。
「母や頑固な祖父が暴走するのが目に見えているので参加したくありません。母は私達が食事会に参加しないと引っ越し先にも行かせないと脅してくるので、何様だと思いました」
「今の令和の時代に親戚で集まって食事会なんて、昭和臭いですし、時間とお金をかけて毒親と過ごすのも馬鹿らしいと思いました」
食事会の話を母親から持ち出された場合は、「適当な理由を見つけて断ろう」と考えているという。母親と距離を置いた女性が、平穏な新婚生活を送れるよう祈るばかりだ。
※キャリコネニュースでは「親に言われた衝撃的な言葉」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/T1VGTI8Q