友人にドン引き!娘を浪人させないため、全寮制の専門学校に「無理強いをして通わせてる」
子どもの教育方針は家庭によって大きく異なるため、いくら仲の良い友達でも口を出さないほうが賢明だ。福岡県の50代女性は、教育をめぐる考え方の違いから、高校の同級生と距離を置いているそうだ。それまでは年に数回、お互いの近況報告をしたり、食事に行ったりと、長年ほどよい距離感を保っていた。ところが、子どもが大学受験する年齢になってからギクシャクしてしまった。(文:天音琴葉)
「違和感を感じつつ、他の家庭のことなので……」
女性にも友人にも、それぞれ2人の子どもがおり、年齢が近かった。大学受験は親にとっても負担が大きいが、女性の上の子どもは大学の附属高校から推薦ですんなり進学した。一方で、友人の上の子どもには紆余曲折あったようだ。中学で不登校になり、休学を経て退学、通信制高校を卒業した。
「『そこまでは、大変だったけど、何とか看護学校に進学したよ~』と聞いたので、頑張って看護師の仕事を目指してるんだなと。私と友達は高校が看護科のある学校で、2人とも看護師です。母の背中をみて、同じ道を進んだのだとちょっと羨ましくもあり、微笑ましかったです」
そんな矢先、友人から子どもを看護学校に通わせている理由を聞き、ひどくショックを受けたのだった。
「『本人が浪人はしたくない、でも働きたくないので、行ける専門学校が、その看護学校だけだったから、通わせてる』と。別に看護師になりたいわけでもなく、ただ、浪人はしたくないと通わせてることに驚きました。国家試験さえ通れば、看護師として働かなくてもいいと」
女性は看護師資格を取ることの大変さを身をもって知っているだけに、友人の子どもが心配になっただろうし、同じ看護師である友人に対しては疑問を感じたに違いない。
「看護学校も全寮制みたいで、本人はメンタル的にはまいってる様子とのこと。看護師の仕事は楽ではないのに、親として無理強いをして通わせてる様子。そこに違和感を感じつつ、他の家庭の事なので、聞くことだけしました」
と距離を置いていることを明かした。
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