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レストランでコース料理を食べているときに、「早く食べて」と急かされてしまっては、美味しさも半減だ。投稿を寄せた60代の女性は、とある人気イタリアンレストランに「遠くに住む大事な友人」と訪れた。その際、コース料理を頼んだことがきっかけでトラブルが起きたそうだ。
来店したのは13時過ぎだった。ランチの営業終了時刻が迫っていたため、入店時に「コース料理を頼んでも良いか」と確認したところ、OKが出たため席に着いた。しかし……。(文:國伊レン)
「お気に入りのお店でしたが、それ以来、一度も訪れておりません」
本来、コース料理は一品ずつじっくり味わうものだろう。しかしランチタイムの終了時刻が迫っていたからか、コース料理にしては早いスパンで次々と料理が運ばれてきたという。
「メインの肉料理を食べ終わる前にスパゲティを出されましたが、文句は言いませんでした。肉料理を食べ終えスパゲティを食べだしたら、珈琲とデザートのアイスクリームを運んできました」
通常なら、デザートのアイスクリームは食後に提供されるものだ。女性はこの対応に憤りを覚え
「スパゲティを食べ終わってからデザートを出してください。アイスクリームが溶けてしまうでしょ」
と苦情を言った。すると、それを聞いた女性店員は
「もうすぐランチ営業時間が終わりますから、早く食べてください」
と返してきた。店側も時間を守りたくてこのような対応になったのだろう。とはいえ、時間ぎりぎりでのコース料理の提供を承諾したのは店側だ。早く食べてもらう必要があるとあらかじめ告げられていたわけではなく、投稿者の女性とその友人が不快になるのは無理もない。
「女性店員の言葉を聴いて、友人はすぐにフォークを置き『帰りましょう』と言って席を立ちました。私は慌てて会計を済ませて店を出ました。彼女に申し訳なくて、涙が出ました」
パスタ好きの友人を思ってこの店をチョイスしたが、残念な結果に終わってしまった。その後、女性はこの店に訪れることは無くなったそうだ。
「このお店には、休日の夜に家族4人でよく来ていましたが、ランチを食べに来たのはこの時が初めてでした。 お気に入りのお店でしたが、それ以来、一度も訪れておりません。趣味のお稽古の食事会がこの店で開かれた時には参加しませんでした」
もともと気に入っていただけに、悲しいエピソードだ。
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