妊娠できないと伝えたら「不妊治療しろ」と何度も…二度、婚約破棄された30代女性「歯を食いしばりながら日々を生きている」
女性が差別を受けたのは面接だけではない。どのような経緯があったかは書かれていないが、元婚約者の父親から「女のくせに口答えするな、出しゃばるな」と説教されたこともあった。
「『女だから何ですか? 時代錯誤も甚だしい』と一喝して修羅場に……間違ったことは言っていないと今でも胸を張って言える。その後、婚約者から婚約破棄された」
女性は30歳になり、別の男性との結婚を考えていた。ところが、両家顔合わせの食事会の直前、婦人科の重い病気が発覚。子どもを授かれる可能性は低く、妊娠できても流産する可能性が高いこともわかった。
この残酷な事実を女性は、相手の両親に正直に伝えた。一番つらいのは女性だったろうに、気丈にも妊娠できないことを詫びたという。しかし、相手側には寄り添う姿勢がまったく見られなかった。
「『不妊治療しろ』と強く何度も言われた。私はただ子どもを産む機械(中略)と思われていたのだろう。結局相手側から婚約破棄をされた。2度目の婚約破棄だ」
その後、女性は手術を受け、退院3日後には仕事に復帰。だが出血が続き、体が弱って風邪を引くなど、思うように仕事ができない状況に、やるせなさを感じている。
「本当はバリバリ仕事したいのに、それが出来ない。さらに結婚していないことで、難ありの女だという認識をされる。男ならこの年齢でも何も言われないのにな、と歯を食いしばりながら日々を生きている」
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