わずか10分で車上荒らし、貴重品すべて失う…3年後、盗まれた財布が「思いがけない場所」で見つかった話【前編】
被害直前、女性は車での買い物帰りだった。駐車場に着くと子どもが寝ていたため、荷物を置いたまま子供だけを部屋まで運んだ。その間わずか10分。窃盗犯はその隙を見逃さなかった。
「当時流行りの某ブランドバックごとやられました。ブランドバックの中にはバックと同じ某ブランド財布や銀行通帳、印鑑、運転免許証、健康保険証、キャッシュカード、当時勤めていた会社の社員証が入って(いました)」
車に戻り、貴重品がすべて無くなっていることに気付いた女性。しかし対応は冷静で、「すぐさま警察を呼び、銀行には取引中止手続き」を願い出たという。それでも内心では、様々な感情が込み上げていたに違いない。
同一人物の犯行? 近所で再発行が多発
また女性は、運転免許証だけは対応が「大変だった」と話す。再発行のために平日の特定の時間にセンターを訪れ、「てん末書」を書かねばならなかった。
内容を確認した職員に、警察に届け出済みであることを伝えた女性。すると驚くような話を耳にした。
「『あなたのお住い付近から今日再発行に来た方は既に3人います』と言われました」
さらに職員は、近くにショッピングセンターが開店したことを受け、「来客者と紛れての同一人物の犯行」とまで考えていたようだ。あくまで職員の憶測に過ぎないが、人混みは犯人にとって都合が良かったのは確かだろう。
そして事件から3年後、女性の財布は「思いがけない場所」で見つかることになる。【後編へ続く】
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【後編はこちら】まさか…盗まれた財布が3年ぶりに「元夫の職場」で発見され戦慄 指紋鑑定の結果は……


