年収1300万円の男性が「釈然としない」と語る大学時代の思い出 「女子からの称賛を浴びるのは常に相方」

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どれだけ活躍しても、黄色い声援は自分には届かない――学生時代のやりきれない思いは、いつまでも尾を引くものらしい。投稿を寄せたのは都内在住の40代男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収1300万円)。大学時代に所属していたテニスサークルでのほろ苦いエピソードを明かした。
そこは初心者が多いものの、週6日練習がある「真面目な」サークルだったと振り返る。中高で硬式テニス部に所属していた男性は、もう一人の経験者とエースダブルスを組んでいた。(文:湊真智人)
中背痩身の男性はひたすら守勢「チャンスボールは相方が決める」
このペアの実力はサークル内に留まらず、毎年秋の大会では「初めてシード権を獲得」するほどだった。しかし両者のプレースタイルの違いが、評価の分かれ目となってしまった。
「僕は170センチで細身ということもあり、高校時代から一貫して守って守って戦うタイプでした。僕の相方はミスは多いものの、ショットの威力があるタイプだった」
そのため男性が「相手の強打をしのぎ」、「チャンスボールが来たら相方が決める」という戦法が確立されていった。すると周囲はおのずと、地味な役回りに徹する男性ではなく、得点を重ねる相方に注目しはじめた。男性は当時の様子をこう書いている。
「勝ち進んでも女子からの称賛を浴びるのは常に相方……」
2人で活躍しているのに一方だけが脚光を浴びる状況で、悔しい思いが続いたようだ。このような経験は、学生時代のサークル活動に限った話ではないだろう。職場でも、地道な調整役より、プレゼンで脚光を浴びる企画担当のほうが評価されやすい、といったケースは往々にしてあるものだ。
それでも男性は腐ることなく「4年間エースの座」を守り抜いた。しかし一方で「最後まで釈然としませんでした」と、過去の清算はしきれなかったようだ。
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