その「普通」過ぎる暮らしぶりに、周囲からは高収入世帯の主婦とは思われていなかったようだ。
「なんならパート先ではお金がないと思われていたようです。一時在宅ワークと掛け持ちしていたからか、仕事場では全く化粧もせずにいたからか」
日々の生活を切り詰める一方で、大きなウエイトを占めていたのが子ども3人の教育費だ。子どもたちは全員が4年制の私立大学に在学、あるいは卒業したという。
幼少期の習い事は2つずつさせていたが、自治体開催のものなどを利用して安く抑えた。塾に通わせる期間も「中学は3年生の半年くらい、高校ではやはり3年で3ヶ月~10ヶ月くらい」に留めている。
「年収1000万は大台ではありますがうちは子供3人ですし、決して贅沢できるような年収ではないですね」
と冷静に分析する女性。家庭の教育方針については、「とくにうちの場合は高校卒業後の選択肢を増やす、という点に特化していたのかもしれません」と振り返った。
「これを普通、と言えることがもう贅沢なのかも」
決して余裕があるわけではないと語るが、それでも「年一は家族で帰省がてら国内旅行などしていました」と思い出づくりも欠かしていない。そんなわが身を振り返り、こう結んだ。
「これを普通、と言えることがもう贅沢なのかもしれませんね」
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