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「外廊下」「内廊下」どちらがいいの?
物件選びの際、基準になる条件は何だろうか。間取りや日当たり、最寄駅からの距離……と住む人によってニーズも千差万別だろう。だが、意外と見落としがちなのが、マンションやアパートのエントランスから部屋までの共用廊下の位置だろう。
不動産情報サイト「マンションコミュニティ」にあるスレッド「内廊下と外廊下、どちらが良いの?」では、通路の位置をめぐって住民がメリットとデメリットを議論している。
「自分は外廊下好きです。フレッシュな空気って大事」
外廊下とは、建物入り口から部屋に通じる共用廊下が外部に露出したタイプだ。多くのアパートやマンションで採用されているので、イメージできる人は多いだろう。他方、内廊下は、ホテルのように通路が建物内にあるため、外気や天気の影響を受けないメリットがある。高級感をウリにした物件に多いのが特徴だ。
外廊下は、敷地外から住民の動きが丸見えなのでプライバシー面が心配なほか、玄関扉を開けた瞬間に暑さや寒さを感じるマイナス面がある。特に、悪天候時には雨風が部屋に入ってくることもある。一方、通気性に優れ、日当たりが良いので廊下が明るいのは利点だ。スレッド内では
「自分は外廊下好きです。フレッシュな空気って大事」
「外廊下だと玄関とベランダ側の窓開けると秒で空気入れ替え出来る」
「外廊下は確かに玄関開ければ天気がわかって良い」
などと通気性の良さを気に入っている人からのコメントがみられた。
また、開放感を評価する意見も多い。中には「エントランスからエレベータまでの廊下も怖いんだけど、(内廊下は)エレベータ降りてから、また、更に密閉空間を通り抜けないといけないという状況は地獄だよね」と綴り、内廊下の閉塞感を嫌っている。
一方で「虫がいる可能性大なので無理です」「近隣住戸の食事の臭い、浴室の臭いまでする。当然室内の空気は廊下に排出。嫌だ」などと外部に接する外廊下ならではの問題を指摘する声もあった。
「内廊下は高級感がある。でも、管理費が高いのが欠点」
一方、内廊下は暗い、通気性が悪いなどのデメリット面はあるものの、外の気温や天気の影響を受けにくい。また、ホテルのような快適空間をうたった物件で採用されることが多い廊下なので、内装にこだわり高級感もある。
スレッド内でも「雨に気付かず1Fへ。内廊下あるある」「普通に内廊下マンションって清潔で高級だよ。全天候影響なし」といったメリットが寄せられている。
ただ、良い面ばかりではない。換気や照明、空調を回すことは、当然維持費がかかる。そのため、住民が支払う費用も上がってしまうのだ。
「内廊下のが高級感あって好きだけど、管理費高くなるので外廊下で良いです(笑)」
さらに、外廊下に比べると一気に空気を入れ替えられないので、廊下にニオイが残ることがある。内廊下の物件に憧れて住んだ人物は「他人様の誰かのたばこの臭いやペットの臭いやくっさい香水の臭いや酒の臭いなどなど、臭いが残って消えない!」と不満をこぼす。
外廊下と内廊下のどちらにも長所と短所がある。自分や家族の好み、物件の立地を考えて最適な物件を選びたい。