衣食住のひとつである食費。自身の食費はもちろん、他人がどれだけ食事にお金を使っているのか気になる人も多いはずだ。
今回は月収と食費のバランスについて、キャリコネニュースに寄せられた”単身世帯”の投稿を紹介する。普段の食費に「可もなく不可もなく」と考えている読者からは、
「食費は月3万円で、収入の10%程度に抑えています」(20代男性/IT・通信系/月収30万円)
「月々5万円くらい。普通に自炊をすると、こんなものかなと」(40代女性/マスコミ系/月収38万円)
といった声が寄せられている。いずれも首都圏に住む人たちだが、食費は収入の10~15%程度の範囲のようだ。また中には、
「食費は月2万円。生活が苦しいと嘆いている人よりは、値段を気にせずに購入できる余裕はある」(40代男性/東京都/IT・通信系/月収58万円)
と高コスパな声もあった。(文:鹿賀大資)
「ほぼ同じものを食べているため食費の変動が少ないです」
では、月収と食費のバランスについて「満足している」という人たちは、どのような理由からそう感じているのだろうか。引き続き首都圏に住む人たちの投稿を中心に見ていこう。
メーカー系の会社で月収50万円の30代男性の食費は4万円。食費は、手取りに対して10%程度に抑えられているため「不満はありません」という。外食にかける食費については、
「週1回のラーメンのみ。平日のランチも会社の食堂を利用していますが、それでも300円以下です。夕食は好きな食材を選べています」
とのことだ。
サービス系勤務の30代男性の月収は32万円。犬2匹を飼っており、食費は月2万円だ。食にそこまで興味がある訳ではないという。
「1人で食事をする場合は、ほぼ同じものを食べているため食費の変動が少ないです。友人との外食や飲み会は普通に行きます」
そんな男性だが「むしろ犬の食事の方が、かなり気を使います」と書いている。
「食費は月5万円で、すべて外食。自炊するとコスパが悪くなり、もっとお金がかかる」
一方、月収と食費のバランスについて「満足できていない」という人もいる。サービス系勤務の30代女性の月収は28万円。食費は月々4万5000円がかかると嘆いている。しかしそれには、
「3月までは、千葉県から都内の病院に通勤していました。でも4月から急遽『通勤時のリスクが高いから』と会社命令で都内に引っ越すことに」
という理由もあった。会社が用意したのは、家具付きのマンションだ。しかし古いIHコンロが1台あるだけで「とても自炊できる状況ではありません」といい、「仕事で疲れているため、自炊する気力もないです」という。
もっぱらコンビニやスーパーの惣菜で済ませている。そうした環境に加え、ネット通販で日持ちする食品を購入することもしばしば。女性は「そんな調子で、気づくと月4万円は食費に使っています」という。
ほかには、
「食費は月5万円で、すべて外食。自炊するとコスパが悪くなり、もっとお金がかかる」(40代男性/大阪府/不動産・建設系/月収46万円)
「営業のため、ランチは外で1000円はかかってしまう。食費は月に7万円くらい」(30代女性/東京都/金融・保険系月収33万円)
「ほぼ外食で、食費が月7万5000円とかかり過ぎていると思う。できれば自炊を増やして5万円以下にしたい」(40代女性/東京都/IT・通信系/月収45万円)
といった声も寄せられていた。
※キャリコネニュースでは引き続き【アンケート】月々の食費についてや理想の働き方は週何日勤務ですか?に関するアンケートを募集しています。