配偶者の不倫が判明した時、再構築するか離婚するかの決断を迫られる。さまざまな理由で離婚しないケースも多いが、「元旦那が浮気して、離婚しました」(40代女性/パート・アルバイト)というように、離婚を決意した人もいる。
結婚するより離婚する方が大変だと聞く。確かに引っ越しなどの体力的な負担のほか、精神的な負担もかなりのものだろう。それでも離婚を選んだキャリコネ読者の経験談をご紹介する。(文:林加奈)
「こんな非常識なことするとは思わなかった」浮気夫の呆れた発言
フルタイムで働く40代女性は社内恋愛で出会った男性と結婚し、子どもができたのを機に退職した。ある時、夜勤中という夫の行動に違和感を覚えたため、夜中に職場を突撃したところ、夫の車が見当たらなかったという。
「もともと私が働いていた時に怪しいと思う子がいたので、住所を聞き出して行ってみると、旦那の車を発見。道端で旦那と口論になった末、相手の子の家に押し掛けた。実家住まいだったのでその子の母親と口論。最後は旦那に無理やり引きずりだされた」
この時、夫は妻に対して「こんな非常識なことをするとは思わなかった」と吐き捨てたという。呆れた女性はその後、離婚。今は子どもたちと幸せに暮らしているという。しかし「感情的にならず、もっと制裁を下してやればよかった」と後悔を口にする。
精神的にボロボロでも証拠集めて慰謝料請求
パート勤務の40代女性は、夫から突然、離婚を言い渡された。
「突然離婚を言い渡されてビックリ。なんとか食い止めようとしたけど、何かおかしい…と思い、20年以上見ようとも思わなかった携帯を見ました。そこには証拠写真とメールがぎっしり。3年もの間の不倫でした」
女性は夫の不倫発覚とモラハラで精神的にボロボロだったが、そのまま泳がせ、写真もメールも全部保存した。その後弁護士を立てて相手に慰謝料を請求した後、女性は15年間の結婚生活に終止符を打つこととなった。相手の女性は会社の部下だったという。
「今はその相手と一緒になり子供もいるとのこと。当時を思い出すだけでも吐き気がします」
と綴っている。この女性のように不倫された後、別れずに再構築を選んでもフラッシュバックで苦しむ人は多いのかもしれない。離婚しても精神的な苦しみが消え去ることは稀なケースなのだろうか。
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