ちなみに彼の部屋にあったというCDの収録曲は、ほぼ80年代の大ヒット演歌だ。アラフィフ筆者にとっては子どもの頃に流行った名曲だが、投稿者は不気味なものを見たような描写をしていた。「演歌を聴くのが悪いとは言っていません」と断りつつ、こう問いかけた。
「さすがに私を乗せてドライブする時は演歌なんて流しませんよね?私の希望としてはKポップを流してもらいたいです。どうすればいいでしょうか?」
回答は、「それくらいいいじゃない」という呆れ声や批判が相次いでいる。
「器小さいなぁ~その年齢で小さな事にこだわり過ぎ。変態じみた趣味でもあるまいし。むしろ家主がいない隙に家捜ししてるあなたの行為の方が気になる」
「好きな人が好きな物を否定している時点で愛がないんだなって思う。主が演歌を好きにならなくても好きな人の好みを尊重も出来ないのかな?」
K-POPが好きなら自分で音源を持って行けばいいだけ、そんなに嫌なら別れればいいだけ、という意見は多かった。演歌に興味がない割には、タイトルと歌手名まで正確に並べているあたり、彼の留守にスマホ撮影でもしたのかと疑ってしまう。
中には、「なんで、何も起きてもいないことに対して悩んでるの?」という突っ込みも。「カラオケやドライブで彼氏が演歌ばかり強要してくる」ではなく、ただ彼氏が演歌好きと分かっただけで拒否反応を示すのはおかしいという指摘で、確かにその通りだ。
「彼のことが好きだから、彼の趣味も好きになったし、私の好きな音楽を彼も聴くようになった」
一方で、演歌好きは引くという投稿者に、共感する人も若干見られた。
「なんでだろう、わたしも演歌好きはちょっと引きますね。何が悪いわけでも無いのに」
「若くて演歌が好きなのはいいじゃないですか。今どき珍しい方ですね。でも、カラオケ行って演歌……引きますね」
引くから付き合わないという人はいなかったが、趣味が合うことをどれだけ重視するかは人それぞれだろう。ただ、相手の好きなものを知り、その良さを少しでも理解できれば関係は深まるし、人生がもっと豊かになるのではないだろうか。
コメントには、夫と知り合ったころ音楽の趣味が真逆だったが、「彼のことが好きだから、彼の趣味も好きになったし、私の好きな音楽を彼も聴くようになった」という人も。
「そうやってお互いの価値観が影響されあって、彼の一部が自分の一部になったり、その反対もあったりするのが恋愛の醍醐味だと思うよ」
という意見に、筆者も同感だ。たとえ演歌が好きになれなかったとしても、彼氏の趣味・嗜好をあからさまに嫌悪することだけは、しないほうがいいだろう。【参照元:お悩み解決掲示板 https://onayamifree.com/】