主婦に限らず、小遣いが多いか少ないかは、収入と支出のバランスによるでしょう。月の手取り30万円ということは、夫の年収は480万円くらい。国税庁の統計によれば、30代前半のサラリーマン男性の平均年収は470万円なので、ほぼ平均と言えます。特に高収入というわけではなく、持ち家の住宅ローンや子どもの教育費などを考えれば、少しでも節約したいところでしょう。
ビズヒッツが2019年に行った「妻のお小遣いとその使い道」調査によれば、お小遣いの平均は専業主婦が7876円、共働き2万4671円でした。使い道の上位は「服」「化粧品」「美容院代」となっています。共働きの主婦ですら3万円に達していません。一般的な専業主婦の妻に「小遣い3万円では足りない」と言われては、不満を感じるのも分かります。
スレッドでは、「小遣い3万円は多い」という声が多数寄せられました。
「服飾費や美容院代込みで3万でも十分すぎるくらいだと思う」
「生活費をきちんと適正額渡してて、その他に主婦で小遣い3万は恵まれてると思うけど」
小遣いから生活必需品(生理用品や薬、育児用品等)や、保険代(生命保険とか学資保険とか)を払っているのでも無い限り、「奥さんのワガママに感じます」など、妻に対して批判的な意見が相次ぎました。
「何に使ったかは教えてくれません」とは言うものの
一方で、「奥さん月3万じゃかわいそう」という声も。妻に生活費をいくら渡しているか書いていないため、生活費が足りず小遣いで補填しているのでは? という疑いもあります。「3万円を何に使ったのか、何が欲しくて足りないのか?聞いてます?」という問いかけもあり、それが分からなければ投稿者は納得できないだろう、という指摘はもっともです。
これに相談者は「何に使ったかは教えてくれません。生活費が足りないわけでもないみたいです」と返しています。そもそも生活費の補填なら、使い道を言えないことはないでしょう。
妻が何に使っているかは不明のままですが、以前キャリコネニュースの記事で、「妻が隠れて乙女ゲームに500万円課金していた」という夫の嘆きが話題になりました。筆者は個人的に、妻がストレス解消のため使い道を言わない小遣いがあってもいいのではと思いますが、あくまで家計の収支に見合った範囲内での話です。ここまで来ると妻のストレス自体にも見逃せないものを感じます。
ただ投稿者の妻は、夫だけが家計管理を続けているため、適切な小遣いの範囲がピンとこないのかもしれません。夫が自由に使っている金額を知らないなら尚更です。「主婦なのに3万円で足りないなんて」と不満を言うよりも、お互いのお金の使い道や今後の教育費などを話し合い、妻にも家計を管理する意識を持ってもらう必要があるのではないでしょうか。