これに対し、期間限定で専業主婦をしている人からの声が相次いだ。
「580万くらいで子どもは未就園児1人だから特に困ることなく生活してます。ただ貯金はボーナス頼りになってるので、幼稚園入れたら私もパートして貯金頑張るつもり」
子どもを幼稚園、小学校に入れるまでは子育てに専念するために、生活を切り詰めながら専業主婦ライフを送っている人も多い。むしろ、「保育料試算したらパート出ても保育料にほぼ消えると分かったので専業主婦してます」とコストを抑えるためにあえて専業主婦をやっているという人もいる。
「専業主婦をやっている」と聞くと経済的に余裕があると予想してしまうが、意外と子育てで苦労しているケースもある。過度に穿った見方をするのは自重した方がいい。
「夫が大卒を見下すために専業主婦にしている」
専業主婦を渋々している女性もいる。
「旦那の意地で専業してる。俺は高卒で働き、『早くに結婚して家族を養ってる!』と言いたいらしい。大卒の共働きや晩婚を見下したり、そういうところでプライドを保ってる」
周囲に”妻が働いている=自分の稼ぎが少ない”と思われることを恐れ、自身の安いプライドを守るために余裕がないにもかかわらず、無理やり専業主婦でいることを望んでいる男性も珍しくない。
とは言え、こういった夫も「男性が稼ぐのは当たり前」というジェンダーバイアスに苦しめられている被害者の一人。柔軟な価値観が広まれば余計なストレスを感じる人は減るのではないか。
専業主婦がいる世帯であっても、共働き世帯であっても、夫婦関係や育児でさまざまな事情を抱えているため、分けて考える必要はないように思える。