結婚に対する価値観は人それぞれだ。東京都在住の20代男性(IT通信系/正社員/年収450万円)は、キャリコネニュースの結婚に関するアンケートに、
「これまで一度も結婚したいと思ったことがない。中学生の頃から両親には結婚しないと宣言していて、その気持ちが揺らいだことはない」
と語っている。
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「あえて結婚しない人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HLPQJZGW
「自分のテリトリーに他人が入り込んでくることに耐えられると思えない」
男性は「あえて結婚しない」理由を次のように綴る。
「異性に興味がないというわけではないが、恋愛と結婚は全く別物だと感じる。世の中の多くの人が結婚に憧れることは知っていても、その気持ちを心底理解できない。子どもが欲しければまた違ったのかもしれないが、そういう願望もない。決して子どもが嫌いなわけではないが、自分の子どもを育てたいと思ったことも一度たりともない」
男性の「結婚しない」意志は筋金入りのようだ。自身の性質については
「私は理屈っぽい性格で損得でしか物事を判断できないタイプのため、結婚についても損得勘定で考えてしまう。そうするとどうしても足が出るとしか思えない」
と評している。結婚について「正直、私に言わせればメリットは0に等しい」と切り出すと、
「結婚をメリデメで考えるのはナンセンスだと言われがちだが、何十年という人生を一時の恋愛感情で決める方が安易だと思わざるを得ない。一人の時間・空間を大切にしているため、自分のテリトリーに他人が入り込んでくることに耐えられると思えない」
とデメリットを述べた。一方、独身のメリットについてこう語る。
「金銭的にも子育てしないで済む分独り身の方がゆとりがある。自分のやりたいことが制限なく自由にできるという点には非常に満足している。所帯持ちだとこうはいかないだろう。独身貴族と揶揄されようとも、全く気にならない」
結婚にはメリットもあると思うが、ここまでデメリットについて考えているのなら「結婚」という選択肢をわざわざ選ぶ必要はないのかもしれない。