結婚は自分以外の人と生活を共にすることであるため、当然ストレスを感じる人もいるだろう。自分ひとりの暮らしに満足しており、子どもも望まない場合、一生独身という選択を取る人も少なくない。今回は「一人を選んだ」と語る女性の声を紹介する。(文:草茅葉菜)
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「もしかして婚活しなくて良いのではと思い始めた頃に…」」
兵庫県に住む30代の女性(メーカー系/正社員/年収400万円)は、
「20代の頃は周りに流されて婚活やら頑張っていたものの、そもそも誰かと一緒に暮らすことが無理だと気付きました」
「特に子供は絶対いらなかったのでそれを必須条件にすると難しくて…」
と自身の価値観の変化について綴っている。そして、「もしかして自分は婚活とかしなくて良いのではと思い始めた頃」に、とある出来事が起こったそうだ。
「親が立て続けに亡くなり遺産が入ってきました。ほぼ新築のマンションも相続したため、払うのは固定資産税と管理費と修繕積立金だけで良くなりました。月割にしたら今の家の家賃よりずっと安いので一人暮らしのアパートを出てそちらに住むことにしました。両親はほとんど暮らしてなかったので、遺品整理さえ終われば綺麗で程よく広くて快適」
独り身でも快適に過ごせる環境が、ひょんなことから手に入ってしまったのだ。さらに、
「さほど年収は多くありませんが老後の資産の心配がなくなった分気楽に暮らしてます。生活費は自分の稼ぎから、管理費や固定資産税、急な家電の故障は貯蓄から出しています。今まで払ってた家賃の分だけ贅沢もできて充実しています」
と、経済面でも苦労はない様子だ。
女性は「孤独死のリスクについては、こればかりは一人を選んだことによる自業自得と受け入れています」と投稿を締めくくった。