女性は「専業主婦であることへの負い目はあります」と書き出すと、専業主婦になった経緯を明かした。そもそも夫は、妻が働くより専業主婦のほうがいいという考えだという。「専業主婦で私が家に居るほうが嬉しいらしいので、結婚と転居を機に私は仕事を退職しました」と綴っている。
「夫は結婚時『俺の都合で、仕事や実家から遠い地へ引っ越して来てもらうのだから、家事はもちろん俺も今まで通りする』と約束していました。また私が身体が弱いこともあり、夫が家事を一緒にしてくれるので、私の家事負担はかなり少ないです」思いやりのある夫のようだが、女性はある出来事で夫に不満を感じたという。あるとき夫が「2人の中でしか理解されないことを外部の人に話した」というのだ。
「夫が会社の取引先の女性と他愛もないお喋りをしている時に、『~さん(夫のこと)って家事とかするんですかー?』と聞かれ、素直に色々している家事を列挙したらしく、その女性達から『家に居る専業主婦である奥さん(私の事)は一体日中何してるの?!』と驚かれやっかまれたと、私にその話をしてきました」
女性は「確かに結婚前の約束を守り、家事も主体的にやってくれるのはすごくありがたい」としつつ、世間の決めつけや夫のうかつさに、憤りをこう綴っていた。
「私が非難されると分かっているなら、それをばか正直に会社の人に話し、しかも私に聞かせないでほしいと思いました。そのことは夫にも伝え、ごめんね、と理解して貰えましたが、世の中は専業主婦に対して『大部分の家事をして然るべき』という風潮はなかなか抜けないのだなと思いました」