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「私の方が稼いでいること、どう思う?」エリート女性に聞かれたらどう答えればいいのか

画像はプレスリリースより

Amazon Prime Videoの「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン2が引き続き考えさせられる内容だった。

美しいエリート女性「バチェロレッテ」を男性たちが奪い合うこの番組。先日の配信分で、私の最愛の澤井一希くん(25 ※番組内での年齢、以下同)は「そろそろ落ちるだろうなぁ…」と思っていたら、案の定2on1デート(バチェロレッテが男性2人と同時にデートをし、片方が必ず落ちる)であまりにもあっさりと落ちていってしまった。

尾崎美紀さん(28 今回のバチェロレッテ)のデートは毎度なかなか過酷だ。男性たちを崖から飛び込ませたり、ボートを漕がせたり……。今回はムエタイ体験ということで殴り合いのスパーリングまでやらせていた。

シーズン1では、「対話」がメインテーマだったため、まるで圧迫面接のような1on1デート(1対1デートをし、バラを渡されなかったらその時点で終了)の過酷さが目立った。一方、経営者の美紀様は、男性同士が直接対決することになる2on1デートを2回も行い、参加者たちに大きなプレッシャーを与えた。(文:HOKU)

普段は男性のプライドを刺激しない美紀様がまさかの質問

2on1デートで、美紀さんはこんなことを澤井くんに言った。

「私の方が稼いでいることについてどう思う?」

私は、この質問、美紀さんにしては結構意地悪だなと思った。普段「すごーい」「嬉しーい」「きゃー」「さすがー」を繰り返し、決して男性陣のプライドを刺激するようなことを言わない美紀さんが、澤井くんにはこんな質問をした。

それは、他の男性人と比較して澤井くんにだけ、「仕事に対するプライド」が感じられなかったからではないだろうか。ちなみに澤井くんはモデルとして活動している。澤井くんが持っている仕事へのプライドはどんなものなのか。そして、それが美紀さんに対してどんな出方をするのか。美紀さんが知りたかったのはそこだったのではないか。

「稼ぎは少ないけどヒモにはならない」みたいな答えはダメ

澤井くんは、美紀さんの質問に対しこう答えた。

「美紀ちゃんの方が稼いでいるからといって、そこに頼るような男にはなりたくないし、自分がもっともっと頑張ってそれを上回れるような男に常になりたいって思うし、だから相手が気にならなかったら俺は気にならない」

つまり

・稼ぎはまだ少ないけど、ヒモにはならないよ
・美紀さんよりも稼ぎたいというプライドはあるよ
・それまでの間、美紀さんが気にしないのであれば大丈夫だよ

という回答だ。でも、私はこの答えは(澤井くんらしくて本当に可愛いけど)美紀さんの問いの本質を理解していない、浅い回答だったと思う。

お前は本当に起業家美紀様より稼げるようになるのか? という疑問は一旦置いて、彼女が聞きたかったことは2点あったと思う。

・私はあなたより稼いでいますが、それでも今やっている仕事に対しプライドを持って頑張ってくれますか?
・私はあなたより稼いでいますが、お金以外にどんなメリットを提供できますか?

澤井くんは、自分のモデルという仕事に対する思い(どうしてその仕事を始めたのか、稼げなくても続けたいほどの強い思い)と、自分が美紀さんに対して提供できる何か(癒しとか、居場所とか)をプレゼンするべきだった。

彼女は好みのタイプについて、「誇りとか情熱とかを持って仕事をしている人」と答えている。彼女の中で、相手がどんな気持ちで仕事と向き合っているのか、というのは結構重要度が高いのかもしれない。

「自分と同じ土俵で戦おうとしてくる男性」もキツイ

もちろん、そんなことはつゆも知らない澤井くんにそこまで求めるのは酷かもしれない。でも、少なくとも「2on1デート」というのは自分の良さを知ってもらわなければ落とされてしまう場だ。「どう思う?」という質問が、「気にしないよ」という一問一答を求めているわけではないのはなんとなくわかるはずだ。どうして一問一答しちゃうかな。受け身で答えているだけだからだろうか、バチェロレッテ2で唯一、「上司との個人面談」みたいな雰囲気だった。

あともう一つ気になったのは、「自分の方が稼ぎたい」という回答。美紀さんは最年少上場を狙っているくらいの、相当負けん気の強い女性だ。「自分の方がいつかは稼ぐ」と宣言することで、「上から来られた」と思われた可能性も少しあるなと思った。澤井くんの回答は、一見よく見えるけれど、ズレている上に彼女のプライドを逆撫でした。

彼は多分、癒しと楽しさを求めるエリート女性には絶対に人気があるタイプだ。美紀さんがたまたま「仕事も頑張っていて自分と同じ土俵では戦おうとしてこない男性」が好きだっただけのこと。「彼女よりも稼ぎたい」みたいなプライドを薄めることができれば、「癒しだけがほしい」というタイプのエリート女性にモテるだろう。負けるな澤井。君の未来はきっと明るい。

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