女性は相手男性との関係について、こう語る。
「彼は、一緒にいて疲れない、素の自分でいられるから、大切にしたいと。そして、私自身が彼に寄りかかっていない、自立した女だったということ、これが長く続いた理由なのかと思っていました」
しかし、「2018年ころから、様子がおかしい…」と漏らした。こんな変化があったのだ。
「その頃には、私と彼はべったりではなく、一緒に音楽や映画や自然を楽しむ時間を大切に過ごす間柄になっていました。いわゆる男女の関係、ベタベタした関係ではありませんでした」
「そんななかで彼は、自分の娘と同年代のシングルマザーと男女の関係になっていることがわかりました」
男性は、60代の女性とは友人のようになり、恋愛関係は若い女性と楽しむようになったのだろう。
「彼からは、今まで通り付き合おうと言われ、ものすごく憤りを感じましたが、長い付き合いの中で彼は大切な存在になっていたので、私からもう終わろうとは言えなかった」
そう苦しい心情を吐露する女性。
「彼は、家庭は壊したくない、私とも、もうひとりの女性とも別れたくない…。経済力のある彼は、もうひとりの女性の借金返済、経済援助、マンションなど、色々援助をしています、その女性にとって彼は離したくない存在だと思います」
「私はそういうことはすべきじゃないと思ってきたので、彼に経済的に依存はしていません」
ある意味で卑怯とも言える男性の態度だが、女性は
「結局、可愛くない女になっていたんだと思います。 彼にあれこれ言っても無駄なので、黙って状況を受け入れてはいますが…」
と諦めたように語る。それでも心の整理はついていないようで、こんな風に難しい立場を嘆いていた。
「わたしは、彼もその女性も許せない、でも、そういう私も、奥さんからみたら、許せない相手です。こんな立場で言えることではありませんが、彼とは今後どうすべきなのか、正直私自身わからない、迷っている状況です」