子どもを産まなかった岡本夏生、一生の不覚 「2億年前から先祖がバトンをつないでくれたのに…」 | キャリコネニュース
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子どもを産まなかった岡本夏生、一生の不覚 「2億年前から先祖がバトンをつないでくれたのに…」

自分だけでなく先祖にも目を

自分だけでなく先祖にも目を

日本のさまざまな社会問題を引き起こしている「少子化」。危機感を募らせるあまり、「女性の最大の仕事は出産」とか「出産は女性の使命」などという言葉がノドまで出掛かっている人もいるだろう。

とはいうものの、子どもが欲しくても授かれない人がいるうえ、「結婚しないのも子どもを産まないのも個人の自由だ」という風潮があり、そう簡単に口にはできるものではない。しかし10月6日の「5時に夢中!」(TOKYO MX)での岡本夏生の率直な発言に、思わず考え込んでしまった。

この日、視聴者に向けた募集投稿メールのテーマは「あなたには一生の不覚はありますか?」というもの。この問いかけに、コメンテーターの岡本夏生は「これ難しい話なんですが」と前置きした上で、自身の人生での「一生の不覚」を番組冒頭から熱く語った。岡本の後悔は「子どもを産まなかったこと」だった。(文:みゆくらけん)

「産まなくていいんだよ、なんて呑気な人生じゃなかった」

若い頃は「結婚なんかいつでもできる」と考え、妊娠・出産のタイミングも真剣に考えていなかったという岡本だが、いざ閉経し、子どもが産めなくなった時に、こんなことを思ったという。

「子どもを産みたくても産めない人がたくさんいるのに、健康な子宮と産道を持ちながら、子どもを産まなかったということにおいては……自分だけの問題じゃなかった」

自分だけの問題ではないとする理由について、岡本はこんな説明をした。

「2億年ぐらい前から自分の先祖が槍を持って戦って戦ってバトンをくれて、『次のバトンよろしくな』って言われたものを自分で閉ざすってのは。20代、30代の時にこの話が分かっていれば、『産まなくていいんだよ』なんて呑気な人生じゃなかったのかなって」

さらに岡本のブログを見る読者から、「岡本さんを見ていたら子どもがいなくても楽しそうだから、私もそう生きます」という声が多数届いていることに対し、「そうじゃなくてね!」と次のように語った。

「やっぱり結婚できる人はぜひ結婚してほしいし、結婚して赤ちゃん授かれるうちは一瞬で短いわけだから、ぜひそうしてもらいたいと強く勧めたい」

夏目三久「女性にとって仕事が楽しくなる時期と重なる」

真剣にまくし立てる岡本。隣に座るコメンテーターの作家・岩下尚史(54歳)がこの直後、「私はまだ元気ですからね。去年のお正月も夢精したんだから」という破天荒なコメントをしたが、それすら吹き飛ぶ勢いだった。

別の番組になるが、以前マツコ・デラックスも女性の妊娠・出産について同じことを話していたのを思い出した。35歳という年齢は、男性の場合は「これから結婚して全然普通」だが、女性がその歳で結婚して出産するのは「そんな簡単なことじゃないよ」と言ったのだ。

「出産って風邪ひいて病院行くくらいの感覚で思ってるけど、命懸けの作業だからね。あれを初産で30歳後半でやるって、やっぱり大変なことなのよ」
「女には女の身体の限界もある。どうしても結婚・出産したいという思いがあるんだったら、ちゃんとそこも念頭に置きながらじゃないと」

確かに男と女の人生は、まったく別物だ。いくつになっても子どもを作りやすい男性に比べ、女性が妊娠できるのは期間限定。人によってその長さは異なるが、長い人生から見たらあっという間の限られた特別な期間であることは間違いない。

この時のマツコの発言に対し、同席していた夏目三久アナは、妊娠・出産を本格的に焦らないといけない年齢こそ「女性にとって仕事が一番楽しくなってくる時期と重なる」と反応していた。

どうしたら良いのか本気で悩む「もうすぐ30歳」

この夏目の反応はかなり的確で、ネットでもこんな声が多数上がった。

「年齢的に、もちろん結婚もしたいし子どもも欲しい。でもあれもこれも両立してくってむずかしいよ」
「仕事に慣れて楽しくなってきた時期に出産適齢期がやってくる。能力がある女なら自分の性を呪うかもしれないね」
「結婚だってしたいし、子供もいつかは産みたい。だけど、仕事は今が本当に頑張り時。最近、どうしたら良いのか本気で悩むもうすぐ30歳」

昨今の芸能人の出産ニュースを見ていても、いわゆる高齢出産とされるケースも多く、私たちはつい「まだまだイケる」と余裕ぶってしまうのかもしれない。ただしテレビには映らないところで、その何倍もの不妊症、高齢妊娠によるリスクに悩んでいる人がいることを忘れてはならない。

あわせてよみたい:パソコン研修や託児所で主婦の「再就職」を支援

 

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