「子どもを持つことへの不安・心配事」について、最大3つまで選択してもらうと、女性の回答は多い順に、「経済的負担の増加」(71.0%)、「自由な時間が減る」(37.9%)、「仕事を続けにくくなる」(35.5%)が挙がった。
実質賃金のマイナスが続くなかで、経済面の不安はやはり大きいだろう。結婚する際に一定の条件を満たせばもらえる「結婚新生活支援事業補助金」や、10月からさらに拡充される児童手当はあるものの、不安がぬぐい切れないようだ。
また、女性が子どもを持つことへの不安として挙げた「自由な時間が減る」「仕事を続けにくくなる」の項目が過去最高だったことから、自分の生活を優先したいという願望が強まっているとうかがえる。若い世代に結婚や出産を促していくには、このあたりをクリアしないと始まらないだろう。