周囲の言葉に、20代から30代前半までの女性の心は揺れていた。
「30までに…そうなのかな、でも子どもは苦手だし。結婚も、お互いフルタイムで働いてるのに、家事をする気がない男の人ばかりだし」
「田舎なせいもあるかも」と前置きし、自身に寄ってくる「家事をする気がない男の人」についてこう振り返る。
「『得意料理はなんですか。家に帰ったら暖かい食事が待ってる生活に憧れます』と嫁を家政婦と間違えている奴」
「『いい嫁、いいお母さんになりそう』とか勝手に決めつけてくる奴」
そんな男性ばかり……と考えている内に30代半ばになった女性。すると、ある変化があった。以前まで口を出してきた周囲の人々が「おせっかいな忠告」をしなくなったのだ。
「30までにどうのこうのっていう攻撃もなくなり、すっきり。ああそうだ、結婚なんぞしなくても生きていける!子どもなくても老後の備えがあれば無問題!と気づきました。実感できたというべきか」
「攻撃」と表現するほどストレスだったおせっかいが無くなり喜ぶ女性。自分の中で結婚についての結論も出たようだ。
「それだのに、『子どもは苦手なんです』と言っているのに『子どもは可愛いよ?やっば2人は産まないと』とかマウントとろうとする人がいて、煩わしいです。はやく子どもを埋めない年齢になりたい」
歳を重ねるごとに出産に関する口出しも無くなるだろう。良かれと思ったアドバイスが人を傷つけてしまう事もあるのだ。
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