夫が仕事を辞めたとき、幸い転職先を決めていたものの事前に相談はなかったというから驚いただろう。転職した当初は家事をしてくれたものの、次第に「残業」と称して遅くなるようになり、女性は再び探りを入れることに。
夫から残業の連絡がきた直後、職場の病棟に電話した。「危急の要件なので電話した。夫に変わって欲しい」と言ったら夫は既に帰宅したと判明する。だが、バレているとは知らない夫から次のような連絡が入った。
「夫からは『10時まで残ることになりそう』とおバカな連絡が」
以前の職場でも夫は残業と嘘をついてパチンコをしていた。10時とは「そういやパチンコ屋の閉店時刻だ」と思い出した女性は呆れ、
「『お仕事を定時であがった後のパチンコでは勝てましたか? 実家に帰ります』と2度目の家出をしました」
と明かした。慌てた様子の夫から電話がかかってきたものの無視を貫いた。すると実家に夫と義父母が迎えにきたというが、逆効果だったようだ。
「義父母は、家事は女の仕事、手伝わせるなんておかしい、うちの子は悪くない、というスタンスでした。夫も親がそう言うから『そうだそうだー』という感じでした」
義父母は息子の愚行を謝罪することもなく、それどころか擁護し、本人もそれに乗っかる始末では絶望しかない。「これはダメだと思いましたね」と当時の心境を振り返った。そして結末を次のように打ち明けた。
「世の中にはフルタイムの仕事をしつつワンオペの方もいますが、私は嫌です。ですので、『あなたと再構築は無理のようです』と離婚を要求。親権を争い調停中です。負ける気はしませんね。ゴネて裁判になっても、弁護士の友人に離婚裁判に強い方を紹介してもらう予定です」
理想の共働き夫婦にはなれなかったという悔しさはあるだろうが、医療系専門職に就いている女性には、我慢して夫婦関係を続けなくて済むという安堵のほうが強いようだ。最後にこう述べた。
「資格があって経済的に自立してるのは大事だと思います。専業主婦だと、このように強くは出られなかったかも」
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