帰宅した夫は妻がいないことに驚き、電話をかけてきたという。しかし女性は冷たくあしらった。
「『ちゃんとできていない評価を下されてなお、家事をする気になれないので勝手にしてください。お互いの頭が冷えてから話しあいたいので今日は電話に出ません』と返信。鬼のように電話はなりましたが、電源を切りました」
残業もあるフルタイム勤務の正社員で働き、家事もほとんどしてきた女性にとっては許せない言動だったのだろう。その後は、両親どうしが争う事態となった。
「夫が親に泣きつき、家事は基本女がするとか言われたり、義両親が私の親にも連絡したようで、私の親は、『今時家事は協力してやるのが当然、共稼ぎなら尚更』と真っ向対決になったりと散々でした」
どうやら夫の家事スキルの低さは実家で醸成されたもののようだ。しかし、時代に合わない発想で無理がある。妻を欠いた生活を送る夫は、たちまち困窮した様子だ。
「毎日手作り弁当だった夫が、いきなり連続コンビニ弁当になった、身なりもよれっとしていて?ミスが増えたらしいのを不審がった上司さん(女性)が、話を聞いてものすごく夫を叱ったそうです」
「『君は戦前の生まれなのかな?いや戦前よりひどいね。女は家事を完璧にやって、仕事までフルタイムでこなさないといけないなら、奴隷だよね』と言われたそう。家事の負担割合も、均等どころか1割負担だったことにも気づいたようで、全面的に謝ってきました」
その頃、女性は実家に戻っており、「正直、離婚になるんだろうと思っていたので意外でした」と明かす。しかし
「試しにと戻ってみると、それなりに頑張って負担割合を5割に近くしようと、米は炊いていたり、掃除はしていたりしたので、もう少し様子をみようと思います」
と夫側に大きな変化が見られるようになった。それでも、夫を100%信用したわけではないようだ。最後にこう語っている。
「もし喉元過ぎればなんとやらで、またサボるようなら離婚です。子どもが欲しいと言われますが、少なくとも半年は家事負担割合を崩さなかったら考えようと思います」
家事は毎日のことだけに、疲れたから……でうやむやになりやすい。本当に夫が変わってくれたなら良いのだが。
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