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長年の友人関係があっても、些細な言動の積み重ねが別れに繋がることは少なくない。投稿を寄せた愛知県の60代女性は、学生時代から仲良かった友人との関係を断った経験がある。
十数年前に、女性が友人と同業種の仕事に転職したことがきっかけで交流が再開したという。当時は、「心開いて話せる人」だと思い、お茶や食事を共にしていたそう。しかし、徐々に友人の裏の姿も見えてくるようになったのだ。(文:長田コウ)
「私って利用されている?」
あるとき、友人から「お芝居の切符があるから」と誘われたため行ってみると「お友達の子どもの発表会」だった。「まあ、お芝居自体は、クオリティ高く、面白かったので、よいのですが」と一歩譲っているが、不満は他にも。
「差し入れを買うのに炎天下で十数分待たされる。(無関係の友達を誘うなら、差し入れぐらい、前もって買っておけよ!)」
「私を誘ったのは,ご主人が付き合ってくれないから二番手に声をかけただけ(事実はそうだとしても、わざわざそんなこと言わなくても?)」
友人が企画したという食事会に参加したときも、「メンバーは全てご主人の友達」ということがあった。ただ、友人の夫もその友達も、友人や女性にとって「サークルの先輩」という関係であったため、「とても楽しかった」と女性は思っていた。しかし…。
「私1人アウェイだったので、話の合うあなたを誘って良かった」
と言われ、「私って利用されている?」と思い始めた。
友人の鼻につく言動はそれだけではなかった。年賀状はいつも女性からの返事として松の内(元旦から1月7日まで。地域によっては15日までを指す場合もある)を過ぎてから届く。しかも、その内容は「自己啓発セミナーや占い講座の誘い」がメインだった。
興味がないため女性がスルーしていると、今度は「初心者向け絵本講座」の案内を送ってきた。これに女性は「私、子供の読書指導も仕事なんですけど?なぜ初心者向け?」と感じたそうだ。
「今は、会っても挨拶もしないし口もききません」
友人の信じられない言動は他にもあった。
「『私、詩人なんです』と詩同好会のアンソロジー渡されたり、年賀状に『カリスマ占い師を目指します』と書かれていたり。詩人もカリスマも、周囲が決めてくれると思っていた。自分でそう名乗る人は初めてで、びっくり」
「若い頃も、くだらないことでマウント取られたな」と振り返っている。友人は偉そうにレクチャーしてきたものの、女性は既に知っていることが多かったという。しかも、レクチャーの際には「私の先生が」と先生の権威を借りて話すというから、さらに腹立たしい。
さすがの女性も限界を迎えたようで、本音をこう書いている。
「いろいろ鼻について、もう、一気に無理になりました。今は、会っても挨拶もしないし口もききません。向こうはなぜ私がそういう態度なのか、全くわかっていないらしいけど。私としては、友達をやめたつもりです」
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