破局を決意した女性は、すぐに同期の弁護士に相談して助けてもらった。しかし裁判沙汰になる中で、女性の身に悲劇が襲いかかる。
「そもそもこの件のいざこざの際に、私は流産し、もう子供が産めないと告知されていたのです。心理的ストレスが流産の一因になった可能性、ということも含め、証拠集めには尽力しました」
心身ともに追い詰められながらも、女性は彼との決別のために闘った。
裁判の結果、彼が使ったお金は補填され、慰謝料も支払われることになった。そして、その法廷では、彼の女性に対する無関心さが露呈する場面があった。
「彼に私は学歴を言っていなかったのですが(聞かれなかったから)、民事裁判の場で裁判官から『あなたは〇〇大学(※旧帝大)の院卒なんですね』と言われて初めて、彼は私の学歴を知ったそうです」
以前、職場の飲み会で友人が彼女の学歴を話題にしたことがあったが、彼は全く関心がなかったのか、記憶にないようだった。「無駄なプライドがあったので、彼女の方が高学歴という情報はシャットアウトしてたんでしょう」と女性は冷静に分析している。
壮絶な経験をした女性だが、現在の心境をこう書いている。
「ともあれ、あんな男と結婚しなくてよかったとしか言いようがありません。今はもう、学歴も資格も家もありますし、老後の資金を貯めて、任意成年後見制度を使い、静かな老後を目指そうと思っています」
彼だけでなく結婚自体にも見切りをつけ、おひとりさまの老後を楽しむ準備が出来ているようだ。
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