女性が和装好きと知っているにもかかわらず、知人の浴衣の扱いは酷かったようだ。
「Instagramには、ガチャガチャに着た写真が…」
せっかく貸した浴衣を美しく着こなして貰えないのはショックだろう。
しかも知人は浴衣の返却も遅く、「冬になっても返らず」女性の元へ戻って来たのは一年後の夏。「帯や小物、髪飾り」は貸してから3年後に返って来たこともあった。そんな状態でも知人は、LINEで
「ありがとうねぇ、裏口に掛けときました」
と連絡を入れたきりで終了。返却されたものを確認すると、一緒に貸したはずの「腰紐やコーリンベルト」といった小物がいくつか足りない事もあった。直接顔を合わさずに返却されたためか、
「足りないんだけどと言えなくて……」
と、強く出ることができない様子だ。さらに、毎年貸していたのか「徐々に足らなくなってる」とも、こぼしている。女性の優しさにつけ込まれていると考えてもおかしくない。
長年続くこうしたやり取りに、さすがに懲りてしまった様子で、「もう貸さないとずーっと思います」と静かな決意を書いていた。
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