求めるのは「サイト運営者の信頼性」 まとめサイト休止事件以降、一部の女性でWEBでの情報収集意識に変化
まず、調査の結果、回答者のうち「まとめサイト休止事件」を「知っていた」と答えたのは35.1%。その内44.1%は「WEBからの情報収集の仕方が変わった」という。
具体的にどのように変わったかについては、一番が「検索結果の上位に表示されているからといって、むやみに信用しないようにしようと思った」と答えた人が77.7%。次いで「医療情報などの重い情報は、専門サイトから得るようにしたいと思った」(50.3%)、「信頼できるサイトを選ぶ」(32.6%)、「掲載元のサイトを確認する」(30.3%)と続く。
少数派ではあるが「WEBの記事は全く信用できないと感じた」(12%)と答える人もいる。サイト自体の信頼性を見るなど意識が変化し始めた人もいる一方で、「変わらない」と答えた人も41.6%いる。
依然として約6割が「検索サイトから検索して上位に上がってきたサイト」を参考に
そもそも「WEBの情報をどれくらい参考にしているか」は情報のジャンルによって異なる。
食品、化粧品、旅行、子育てなど「女性の経験者の声が知りたい」種類のものに関しては6~7割の人が参考にする、としているが、マネーや住宅、教育などの「専門性の高い」ジャンルで参考にすると答えた人は3割程度に留まった。
各ジャンルで、「十分参考にする・まあ参考にする」と答えた人に、判断基準を聞いたところ、どのジャンルでも「記事内容の質の高さ」が1位となった。その他には「その道の専門家が書いている」「書いている人の名前やプロフィールがわかる」という、書き手の素性が分かるということも重要な判断要素になっているようだ。
また「インターネットを利用して健康・医療情報を収集するとき、どのようなWEBサイトの情報をどのくらい参考にする?」という質問に対して「健康・医療系ポータルサイト」と答えた人が一番多く71.1%。2位は「製薬会社、医療機器メーカーなどの企業サイト」(69%)だが、3位が「検索サイトから検索して上位に上がってきたサイト」(62.8%)という結果となっている(すべて「十分参考にする」「まあ参考にする」と回答した人を合算)。
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