未婚率が高い職種の特徴「長時間労働」「シフト制・不定休」 マッチングアプリ業者が分析
マッチングサービス「Omiai」を運営するネットマーケティングは11月8日、業種別未婚率についての分析結果を発表した。
同社は総務省統計局が2012年に実施した「就業構造基本調査」をもとに、未婚率が高いとされる職業には「不定休・長時間労働」が共通していると指摘している。
「技術者は堅いイメージなのか女性でも未婚率が高い」
20~44歳の男性の職種別未婚率を見ると、「生産工程従事者」(10.2%)、「専門的・技術的職業従事者」(8.7%)が高い。以降、「事務従事者」(6.2%)、「販売従事者」(6.1%)、「技術者」(4.7%)、「一般事務従事者」(4.0%)、「サービス職業従事者」(3.9%)と続く。
「生産工程従事者」は、製造メーカーの工場や町工場で働く人のことで、同社は「労働環境や長時間労働などの問題も懸念されている業種」と説明する。
一方、女性は「事務従事者」(17.1%)の未婚率が最も高い。2位以降、「一般事務従事者」(12.3%)、「専門的・技術的職業従事者」(10.7%)、「販売従事者」(6.7%)、「サービス職業従事者」(6.6%)、「商品販売従事者」(5.0%)、「保健医療従事者」(4.3%)となっている。
商品や不動産などの売買を行う「販売従事者」、小売店を管理し自ら商品の仕入れ・販売を行う「商品販売従事者」、「サービス職業従事者」、「保健医療従事者」は男女ともにランクインした。これについては「シフト制や不定休で働いていることが影響し未婚率が高い業種」と指摘している。
しかし男女ともに上位にあがっている、医療や法律、教育などの分野で業務に従事する「専門的・技術的職業従事者」については、
「堅いイメージのためか、女性でも未婚率が高くなっています。ただ、『技術職』を合わせ手に職を持っている観点から、結婚後の安定した収入を期待できる職種だと分析します」
と説明している。
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