【結婚式費用】客単価が高いのは「中部地方」、背景にハデ婚文化? 「名古屋近辺は家の2階からお菓子を撒く」
九州地方で2割近くの人が大勢の招待客を呼ぶ盛大な式を挙げる背景について、同社は「九州・沖縄エリアは余興を含め盛大に執り行うことが多く、派手好きといわれる北九州の県民性や、親戚が多く、且つ気軽に友人を招待するという沖縄の県民性も影響していると考えられます」と分析する。
結婚式にかかった費用を地域別に見ると、会費制が多い「北海道」エリアは「99万円以下」が40%と、突出して低価格となっている。招待客数の多い「九州・沖縄」エリアは「200万円前半」(25.3%)が最も多い。同社は
「エリアによる物価も影響していると思われますが、豪華絢爛な結婚式だけでなく、大人数ながらもカジュアルな結婚式を好む人も多いのかもしれません」
とコメントしている。
一方、招待人数が平均並の「中部」エリアは「300万円台」(24.1%)が最多と、1人当たりの単価が高いことが見て取れる。これについては、名古屋近辺では結婚当日に家の2階からお菓子を撒く習慣があるため「未だその名残を引き継いだ派手婚の文化が残っているのでは」としている。
ジューンブライドは東北が最多 最も少ない中国地方はわずか4.5%
ヨーロッパでは気候が良いこともあり結婚のベストシーンとされている6月は、日本では梅雨シーズン。「ジューンブライド」を実践した人はどのくらいいるのだろうか。
6月に挙式した人は全体では10.4%。エリア別に見ると「東北」が19%と最多で、「四国」(13%)や「九州」(12.6%)が続いた。「北海道」(12.3%)も平均を上回っている。最も少なかったのは「中国」で4.5%に留まった。