「初デートでサイゼリヤはアリかナシか」や「初デートで鳥貴族、私は安く見られているの?」など、初デートで安価なチェーン店に行くことについてネット上では幾度となく論争が繰り広げられてきた。
しかし、「初めてなのにお高いお店に連れて行かれるのは引く」という声があるのも事実。実際、どこへ行くべきなのか。恋愛コンサルタントの鈴木リュウさんは「男性が女性を誘う場合、デートに誘うべき店の大原則は2つあります」と話す。
誘い方も「希少部位がたくさんある白金本店の焼鳥屋さんいこうよ」など
1つ目は、なんらかの”楽しみ”が担保されていること。普段なら行かないような場所を提案するのがいいという。
「例えば『希少部位がたくさんある白金本店の焼鳥屋さんいこうよ』『ハイボールが5種類ある安くてうまいお店いこうよ』『麻布十番で東京カレンダーごっこしようよ』とか。チェーンか否かよりも、そこに女性が楽しみになって期待感を持てる売りがあるかが大事です」
2つ目は、女性の好みをしっかりヒアリングすることだ。
「高いレストランじゃないと楽しくないタイプなのか、逆にそういうところは緊張するのか、チェーンの中でも串カツ田中が好きで、そこでわいわいたこ焼き(8個)を頼むのが好きなのか、その子の好みをヒアリングします」
「サイゼはダメで」「高級レストランもダメ」といった法則はなく、重要なのはあくまでも「女性のニーズを聞き出すこと」とコメントする。その際、「どういうところがいい?」といった漠然と聞くのではなく、「フレンチとかイタリアンと、赤提灯系ならどっちがいい?」など選択肢を設けると相手も答えやすいという。
全国チェーンではなくローカルに3~5店舗展開しているお店も中々外さない
その上で、”無難なお店”として鈴木さんが提案するのは「客単価3000~5000円ですね。高いお店をおごられてもプレッシャーなので」という。具体的には、「キリンビール」が運営している「キリンシティ」などの洋風居酒屋がおすすめだという。
「定番メニューがそろっていてクセがない。赤身肉のローストやソーセージ、アヒージョなど味がしっかりしていますし、特にビール好きのこはここに連れていくべし。注ぎ方にもこだわっていてビールがめちゃくちゃおいしいです」
銀座や新宿、渋谷など主要な繁華街にあるので、困った時は一案に入れてみてはどうだろう。ほかに、”意外に使える店”として、東京を中心に店舗展開する焼きとん・焼き鳥屋の「四文屋」を挙げる。
「客単価は3000円程度とリーズナブル。都内各所にありますし、焼鳥がおいしいので焼鳥好きならおすすめです」
また地方在住者の店選びポイントとしては「全国チェーンではない」「焼き鳥屋」が無難だという。「全国チェーンではなくローカルに3~5店舗展開してるお店」だとあまり外すことはないという。鈴木さんは、
「大事なのはヒアリングです。普遍的な成功法則を求めず、女性に合わせたデートを提案すること。また、対面は緊張して話にくく、目を合わせにくいと思うのでカウンター席をおさえましょう」
とアドバイスしている。