かなり外見コンプレックスの強いスレ主だが、いくらなんでも23歳で諦めるのは早いだろう。この相談は注目を集め、様々な回答が寄せられた。清潔感があれば美醜はあまり関係ない、自分に自信を持ってトーク力や行動力をつけなさい、など「こうしたらモテる」という指導や励ましが相次いだ。
「見た目はあまり関係ない。髪、眉、髭、服装や臭いは最低限の身嗜みでそこからどれだけトークで女を気持ちよくしてやれるかだよ」
「不細工でもチビハゲデブでも、なぜかモテたり美人と付き合えてる男性っているでしょ? そういう人って、とにかく女性に優しいんですよ」
女性のニーズをつかみ、自信を持てば見た目の雰囲気がよくなるという助言も多数上がっていた。以前、作家の石田衣良が「モテる秘訣は、女性の話をよく聞くこと」と言っていたが、確かにその通りだろう。
一方で、スレ主がモテないのは顔のせいではなく、性格や態度が原因という指摘やお説教も複数あった。
「顔のせいじゃない。『ああ言えばこう言う』の卑屈な精神のせいだ。自信つけん限り直らないが、このレスにも『自信なんてつけようがない』と返すんだろう?」
こうした意見が出るのも、マイナス志向が色濃いスレ主の回答ゆえだ。ほとんどの書き込みに丁寧に返信してはいるものの、内容は「トーク力自信ないです」「清潔感という言葉は嫌いです(清潔にしていても不快な見た目なら清潔感がないことにされる)」など、女性に好かれないことへのコンプレックスで凝り固まっている。
そのため”難しい性格の人だな”という印象が強い。ただ、それも容姿のせいで嫌われていると思い込んでいれば、仕方ないのかもしれない。
実は就活勝ち組「平均収入750万くらいの職場から内定がでました」
ところが、スレ主は実は就職活動の強者だったことが、後の返信で判明する。「あとはお金なんてどうですかね?」という回答に対して、スレ主は「年功序列の平均収入750万くらいの職場から内定がでました」と明かしている。さらに「仕事で自信をつけなさい」といったアドバイスに対して、
「就活は正直余裕でした。正しい戦略を構築して挑んだので、理系なので多くの会社は受けていませんが、受けた面接は全部受かりました」
と返信していた。同じことができればいいが、
「女性が未知すぎて戦略が立てられないし、ブサイクだと土俵に立てないという情報が多く、あきらめるしかないのかなと思った次第です」
と続けていた。つまり勉強や就職は努力でなんとか出来たが、「恋愛は努力してもブサイクだからダメ」と結論づけようとしていたのだろう。恋愛は相手のあることなので、そうそう「戦略」通りになどいかないのは当然だ。その前提から間違っているのではないだろうか。
スレ主は周囲にみんな彼女がいてインスタで幸せそうな様子を見るのが辛くなったとも明かしているので、就職も決まりあとは彼女がいれば幸せなのに……という気持ちが強いのだろう。今後はプライドを捨て、ダメもと前提でも頑張っていただきたい。