サービス系勤務の大阪府の女性は、正社員として採用され、今年で8年目を迎える。しかし会社に昇給制度がないため、給料は入社以来「21万円」だという。また、
「この8年間に消費税は5%も上がり、厚生年金も毎年0.2%ずつ加算され、手元に残る金額は少なくなりました。4歳の子どもがおり、本当はもう一人ほしいところです。でも今後の学費や自分たちの老後を考えると不安でなりません」
印刷会社で営業職をする埼玉県の男性は月収31万円。「帰りが遅いので子作りもできず」と職場について綴る。男性の担当は主にパチンコ店の現場調査で、店内のレイアウト変更に携わることもある。ただ、そうした業務は店舗の閉店後でないとできないため、帰宅は深夜や朝方になることが多い。
「スケジュールによっては、そのまま9時から通常出勤しなければならないこともあります。また通常業務後に遠方の担当店舗に向かい、そこから調査業務などをするので、24時間勤務やそれ以上になる場合も……」
それだけの負担を強いられているが、ボーナスや残業代の支給はない。男性は「僅かな手当が付くだけのブラック会社」と職場への不満を綴る。家庭の状況については「度重なる激務も子宝に恵まれなかったことに影響しているでしょう」と明かしている。
「結局は夫婦2人の生活になってしまいました。妻は専業主婦ですが、実は会社の倒産で現在にいたっています。家のローンや光熱費、税金を支払うとすべてなくなってしまい、貯金もできていません。それどころかマイナスになる月もあります」
男性は「今後が不安です」とコメントしている。
子育てが一段落!「3つの収入源」で扶養を抜ける女性も
流通・小売系勤務の愛知県の女性(月収30万円)は「ようやく扶養から抜けられた」といい、「今はどれだけ稼いでもよくなった」という。また子どもも高校生になり手がかからなくなったことで、本業以外に副業バイトとFXをこなす。
「時間の使い方は子育て時代に上手になった。それに今は旦那も家事に協力的。私だけで3つの収入源があるのは、精神的な満足にもつながっている」
大阪府の女性は「個人事業主のため頑張った分が報酬になる」と述べ、金融・保険系の分野で月収50万円を得ている。ただ月ごとに収入が激しく変動するリスクも抱える。
「手当が付加される月は満足。だがプライベートと仕事の両立は難しい。仕事優先を基本スタンスとしているためストレスが凄い。絶えず数字のプレッシャーとの戦い」
と不満をもらしている。ほかには、
「年収1000万円です。でも平日は、家族と顔を合わせることができないほど激務。また異動も多く、単身生活を2度経験しています」(男性/神奈川県/月収60万円)
といった声も寄せられた。
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