世帯年収2000万円クラスの言う「並みの暮らし」とは、どのようなものなのか。おそらく一般の「並み」とは、大きな隔たりがあるはずだ。都内の40代男性(金融・保険系/世帯年収2000万円)は「極々、普通の生活です」と切り出し、
「14年前に2570万円で購入した、3LDKの新築分譲マンションに家族3人で暮らしています。子どもは1人です。外食もしますが、ほとんど自炊中心の食事。車は中古のレクサスISを所有していますが、100万円もしていません」
とコメント。ここまでだと、「並み」に大差は見られない。引き続きこの男性の投稿を紹介しながら、年収2000万円世帯の日常を見ていこう。(文:鹿賀大資)
「スーツは1万円未満、パンツは3000円未満です」
男性は食材の購入状況について「OKストアや西友を利用しています」と明かす。衣類については「WORLDのセール品を買っています。スーツは1万円未満、パンツは3000円未満ですが、品質もデザインも悪くないので凄く気に入っています」とのことだ。ただ、ここからは金額が跳ね上がり、
「子どもの教育費が年間200万円以上で、旅行は年間100万円以上です。私は純日本企業に勤めていて、積立補助、昼食補助、退職金の積み上げ(年間150万円)、複層的な年金制度など、とても恵まれています」
とセレブな片鱗も伺わせている。ちなみに「昼食代はほとんどかからず、持株会の補助も大きいです」とも述べていた。
「車は、家族で移動用と趣味用の2台所有」
「いわゆる一等地に、戸建ての注文住宅を所有。約1億円でしたが、この金額では小さな3階建て。車はカーシェアです」と語るのは、都内在住の30代女性(IT・通信系/世帯年収2000万円)だ。
「欲しいものは、月2万円くらいまでなら躊躇なく購入。家電も壊れたり古くなれば、即決で上位機種に買い換えます。ブランドのバッグは安くても20万円以上するので、ここ数年は買っていません。買えない訳でないですが、身の丈にあった生活をしなければと思っています。メルカリでの売買もしています」
子どもは1人いて、現在は幼稚園から高校までエスカレーター式の私立に通っている。夫は、金融系の企業に勤務。貯蓄の運用はお手のもので、気になる収支については「今はかなりプラスです」と明かす。とはいえ運用は情勢に左右される一面もあるため「いくら貯蓄があっても心配は尽きないですね」とも書いていた。
ほかには、
「共働きで1000万円ずつ稼いでいる。子どもは2人。お互いに何かあっても大丈夫なよう貯金をしつつ、子どもの教育にもお金をかけられている。車は、家族で移動用と趣味用の2台所有。海外旅行はコロナで行けなくなったが、近場で楽しんでいる」(40代女性/京都府/メーカー/世帯年収2000万円)
「上を見るときりがない。ただ、仕事の都合さえ合えば、いつでも海外旅行ができる。年に5回くらいのペースで。それに食費も気にしなくていい。普段着はユニクロやGAP、バッグも気に入ったものを長く使うスタイルなので出費が抑えられているかも」(40代女性/神奈川県/IT・通信系/世帯年収2000万円)
といった声も寄せられている。
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