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パチンコ店「リニューアル」の罠とは? 「なんで6万負けなあかんのじゃ!」嘆くユーザー

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パチンコ店は「リニューアルオープン」「リフレッシュオープン」といった文言で広告を打つことがある。パチンコをやらない人とかだと「リニューアルで集客したいわけだから、少しは勝ちやすくなっているのでは」なんて思うかもしれないが、大抵の場合、そんなことはない。そこは決して見誤ってはいけないのだ。

先日、もう最近はスレ住人の高齢化が進んだのか、パチスロの機種板もめっきり伸びなくなっている5ちゃんねるに「パチ屋『リニューアルしたよ、来てね』ワイ『お!行ってみるか』」というスレッドが立っていた。なんでも、派手に負けたようで……。(文:松本ミゾレ)

店内の壁紙張り替えでも「リニューアルオープン」なのだ

地元で一番大きいホールに行ったというスレ主。結果はボロ負けで「なんで6万負けなあかんのじゃボケ!ゴミイベ宣伝してんじゃねえよ!」と怒り心頭のご様子。さらに怒りは収まらず、ヤケになってウーバーイーツでマクドナルドを食べたということだ。大負けこいたあとって暴食で自分を苦しめるの、あるあるだよね。

そもそも、「リニューアルオープン」とは何なのか。パチンコでは業界団体が自主的に広告宣伝のガイドラインを設けており、「リニューアルオープン」と銘打つにも基準が設けられている。

パチンコ業界情報サイト「P-WORLD」によると、今年6月に制定された「広告宣伝ガイドライン第3版」では、「リニューアルオープン」「リフレッシュオープン」を使える目安として10項目が設定された。

内容はというと、

「遊技機設置台数の変更、設備の変更(台数割合で10%程度を超える変更)」
「パチンコ・パチスロ設置比率の変更(何れか10%程度を超える変更)
「遊技料金の変更(パチンコ・パチスロの台数割合で10%程度を超える変更)」

といった遊戯に直接関係してくるものもあるが、「室内の壁紙の張替」「営業所内でパチンコ事業以外の事業(飲食店等)を新設」といったユーザーからすれば割とどうでもいい項目もある。

ただ、一応基準はあるわけで、やみくもにリニューアルを謳って集客しているわけではないということになる。

で、肝心なのはリニューアルするからと言って、別に出すとは言ってないという点。ここを勘違いしてはならないわけだが、パチンコホールに通うユーザーは大抵が依存症なので、打つ理由付けを見つけるのが上手い(あと負けるのも)。だからリニューアルオープンには、勝手に期待をしてしまうのだ。

そもそもパチンコ店のイベントには期待できないよ

前述の通り、店の設備をいじっただけでリニューアルになるわけだから、そんなに期待なんかしちゃダメなのだ。

それに、こう言っちゃなんだけど、ホールの提供するイベントなんて全然期待できないよ。
昔から店が勝手に高設定を示唆する札を台に差したりしてたけど、あんなんほとんどの店では嘘丸出しで適当に差してたし。

今なんてもっとひどいでしょう。「取材」という名目でモノも知らない演者を呼んで適当に遊技させちゃって。つい先日も塩水を台にスプレーする様子を動画にアップする演者さんが話題になったけど、多分悪意ないんだよ。悪意はないけど、知識がないの。機械に塩分はご法度ということすら分かってないような人まで使ってるってことなんだよね。

ひどいケースだと、演者もコンパニオンも来ないで名義貸しみたいなイベントもどきをするホールもあった。今はもう、ホールの繰り出すイベントもどきにいちいち反応しちゃ負けなの。そういう時代なの。設定なんか入ってないし、入っててもどうせ座れないの。パチンコは1000円で15しか回らないの。

ホールが大還元しまくるのは人死にが出たときだけ?

そもそも、グランドオープンですら回収、回収、大回収のホールもあるのがパチンコ業界だ。居抜きで安くオープンした結果、最初からろくに遊べない調整で客を飛ばし、すぐに閉店に追い込まれる。そんな意味の分からないホールさんがあるのがパチンコ業界。実に不思議なんだけど、まあそういう不思議な世界なのだ。

だからリニューアルなんか、いちいち自分がその恩恵にあずけられるとか考えないほうがいいよ。所詮設備を新しくした以上は費用がかさんでるんだから、その上で出玉還元なんてする体力のある店なんて少ないんだし。リニューアルオープンは、罠と心得ておいても良いぐらいだ。

え? ではパチンコホールはいつ出すのかって? それはもう昔から答えは1つしかない。
そう、店内で人死にが出てしまったときだ。

パチンコホールでは時に、使っちゃいけない金を使い尽くしてしまう人もいる。そんな人の中には、逆恨みをしてホールのトイレで命を絶つ人もいるわけで、これはサラ金の総量規制以前はよく見られた。

今だと各種カードローンも、そもそも相手を選んで貸し付けを断ることも多くなり、そういう意味では安全性は増した。でも現在もよく観察すると、パチンコホール近くに無人ATMとか設置されてるからね。今も昔も、やる人はとことんやるのだ。エグい借金抱えている人なんて実はどの町にもいる。

僕は2000年代に大手パチンコホールで社員として働き、その後は攻略ライターとして業界に関わってきたが、僕が知る限り、そういった食い詰め者が命を絶った店というのは、しばらくは休業することが多かった。その間に現場となったトイレを改装して、嫌な痕跡を無くす。当然それだって費用はかかるし、営業できない間の損失も大きい。

でも、そういう事件が起きた後のリニューアルオープンは、嫌な噂を払拭するためか、相当に力を入れているというケースが多かった。僕の知人も、そうした店にわざわざ並んでまで打ちに行って出玉状況を報告してくれた。

所詮パチンコユーザー。知らない誰かの悲劇より、その後のばら撒き大盤振る舞いに群がるもの。中には「こないだあの店で首吊った奴が出たから、次の営業再開日は有休取らないとな」みたいなことをニヤニヤしながら言う者もいる。

人が死んで、はじめて本当のリニューアルオープンがやってくる。怖いのだ。パチンコ界隈は……。

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