女性がネックに感じているのは夫と姑だ。普段は優しい夫だが、ひとたびスイッチが入ると「理系のため、事あるごとに理詰めで詰め寄られます」という。そうしたなか夫が在宅ワークになったことで、姑がほぼ毎週のように来るようになった。
「コロナ禍でも仕事をしてくれている夫には感謝です。姑に対しても出来る限りの親孝行をしています。でも長引くコロナで、心に体がついてきません。この頃”救心”も効かなくなってきて苦しいです」
いつもの助けとなっている市販薬で対処できないほど、関係は悪化しているようだ。
会社関係の人間関係を苦しく思う人もいる。IT・通信系の会社に勤める東京都の20代女性は現在、育児休業中だ。しかし「会社には復帰したくないのが本音です」という。その理由について、
「風が吹けば飛ぶような会社なのに、コロナウイルスに対する考え方が甘いからです。緊急事態宣言の際も対応が後手後手で、在宅勤務が許可されたのはほんの数人のみでした。数十人の社員がいるのに」
また自粛期間にも関わらず、飲みに出歩いていた社長に対しても苦言を呈す。
「その様子をSNSに投稿したり、社員とその家族を呼んでBBQをやってみたり。私も誘われましたが当然お断りしました。例え飲みに行くにしても、こっそり出かけるなど、やり方はあると思います。しかも社長夫人は妊娠中です。万が一自分がコロナにかかったら?と考えないのか疑問です」
それでも、女性は「子どもがいるので、転職できるかどうか不安です」と不安を抱いて働いているようだ。
「夫の職場で新型コロナウイルスの感染者が出ました」と伝えたら態度が一変
保険会社で派遣社員として働く北海道の30代女性も、職場について不満を綴る。女性が上司に「夫の職場で新型コロナウイルスの感染者が出ました」と報告したことで事態は一変した。
「私のデスクの周りには、上司に夫のことを報告する前から何人か咳込んでいる人がいました。それなのに報告後、上司から『あなたのシフトや出社の調整をかけたから』と言われました」
女性は派遣社員から直接雇用に変わる寸前で、奇しくも雇用関連の必要書類を提出するために出社した日に上司に告げられてしまう。職場には女性が夫の件を報告する以前から、連日のごとく飲みに出歩いている人もいたという。
あたかも女性が新型コロナをばらまいた、と言わんばかりの上司の発言や対応が許せなかった女性は書類提出の数日後、派遣会社に一連の経緯と辞めたい気持ちを伝え「退職する運びとなりました」と綴っている。
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