五輪開催に高まる反対の声「危険な賭けに一般庶民を巻き込まないで。正気の沙汰ではない」 | キャリコネニュース
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五輪開催に高まる反対の声「危険な賭けに一般庶民を巻き込まないで。正気の沙汰ではない」

東京五輪に難色を示す声

東京五輪に難色を示す声

海外選手団の来日報道など、日に日に開催ムードが高まりつつある東京五輪・パラリンピック。しかしキャリコネニュースには、岩手県に住む60代女性の「誘致が決まった時から反対でした。東北の復興はまだ道なかばです!即刻中止して下さい!」(パート・アルバイト/年収150万円)という声を皮切りに、

「田舎の親にも会えず、一人息子の大学の卒業式にも行けず、県をまたいでの移動も自粛している。病院にも行けず、亡くなった人もいる状態で、海外選手が陽性後に即入院なんておかしい」(50代女性/三重県/事務・管理職/年収300万円)

「パンデミックになる可能性を無視して突っ込んでいる状態は、正気の沙汰ではない。そんな危険な賭けに一般庶民を巻き込まないで欲しい」(50代女性/大阪府/公務員/年収300万円)

といったオリンピック開催に難色を示す投稿が相次いだ。神奈川県の20代女性(事務・管理職/年収450万円)も「新型コロナ関連のことを詳しく分かっていない子どもたちでさえ自粛に協力しているのに」と切り出す。(文:鹿賀大資)

「今、海外から数万人単位で人が押し寄せれば、これまでの努力が水の泡になる」

女性は、前述を踏まえた上で「大人の事情でオリンピックを強行するのはおかしい」と語気を強め、

「子どもの運動会は、規模を縮小するなど工夫して行うこともできる。オリンピックと比べれば人数もかなり少ない。それなのに世界規模で密になりやすい、リスクの大きいオリンピックをなぜ強行するのだろうか」

と矛盾を隠せない。埼玉県の30代女性(契約社員/年収300万円)も「今まで1年以上も自粛生活を強いられ、感染の恐怖に怯えながら出勤してきたのは、五輪のためではない」と主張し、

「帰省ですら我慢して、親の死に目に会えなかった人々もたくさんいる。今、海外から数万人単位で人が押し寄せれば、これまでの努力が水の泡になる」

と込み上げる怒りを滲ませている。

「オリンピックより、早く年老いた両親と面会できる日が来ることを切に願うのみ」

香川県に住む40代女性(医療職/年収500万円)は現在、両親が長期入院中。しかしコロナ禍に伴い「面会は1年以上できていない」と辛い身上を引き合いに出しながら、世界情勢を踏まえた五輪開催のあり方について言及する。

「我が国が抱える新型コロナの現実問題は解決をみない状況であり、世界に目を向けても同等、あるいは日本より酷い国の方が多いようにも思う。恵まれた先進国の都合で進めるオリンピック開催に、憤りを感じる」

女性は「オリンピックより、早く年老いた両親と面会できる日が来ることを切に願うのみである」と綴っている。

※キャリコネニュースでは引き続き東京五輪、開催するべき? 中止するべき?のほか「夏のボーナスいくらですか?」オンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを募集しています。

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