「東京、人多すぎ。行列店はたいしたことない」に反響多数 「場所代と人件費にお金がかかってるだけ」といった指摘も
「東京は、とにかく人が多すぎる」という都内在住40代女性の不満をキャリコネニュースが取り上げたところ、ネット上で話題となった。
「行列ができてるお店などが気になり、行ってみるが大したことない場合がほとんど。休憩しようとチェーンのカフェに寄っても行列。車で出かければ渋滞でうんざり」
というコメントだ。
ガールズちゃんねるにはトピックが立ち、「行ってみると、たいしたことない、あるあるすぎる」など、共感やツッコミの声が集まった。(文:okei)
都心部でおいしいもの食べたければ桁外れに高い店に行くしかないと思う
トピックの反応は、「行列に並んでまで食べたものが、それほどでもなかった」という感想に、「わかる!」と共感したり考察したりする声が目立っていた。
「イベントや食べ物はだいたいそう。期待大で行ってみたら、これでこの値段か~ってなる」
「すごい行列で、よっぽど美味しいんだなって並んで食べるんだけど全然大したことないんだよね」
中には、「カレーで超有名な所に行ったら、思ったより普通だった。行きつけの、大将1人で営業している鳥料理屋のランチのカレーが美味し過ぎるんだろうな」と、食べ慣れた味と比較して感慨にふける人も。
並んでまでして食べたものは、どうしても「並んだ労力、時間、価格」に見合った「味」かどうかジャッジしてしまう。期待を上回るのが難しくなることもあるだろう。食の好みは人それぞれなので、全員が美味しく感じるとも限らない。
また、都内の飲食店の割高なコスト面を指摘する人も。「これわかる。結局場所代とスタッフ代にお金がかかってるから、使ってる材料や手の入れ具合にそこまでお金かけられない」として、「だから雰囲気だけで味は大した事ない事がほとんど。都心部でおいしいもの食べたければ桁外れに高い店に行くしかないと思う」とコメントしていた。
並んで食べてガッカリした後で、「ただ人が多すぎて行列になってるだけなの後になって気付いたわ」という人の声もある。
東京都の人口は2021年7月1日時点で推計1404万人。2番目に多い神奈川が925万人なのでダントツだ。さらに、都外から都内へ通勤・通学してくる人の数は290万6000人、「昼間人口」は1592万人にのぼる(2015年)。確かに人が多い分、行列も出来やすいだろう。
都民の怒り「田舎にお帰り下さい」
他方、そもそもの「とにかく人が多すぎる」という言葉に対しては、都民の皆さんから「田舎にお帰り下さい」「文句あるなら引っ越せば?」「東京が来てくれと頼んだわけではないのにね」といった反発が入っていた。中には、
「行列ができる店なんかに行くのは上京した田舎ものしかいないよ。そういう人たちのために作られたものなんだから美味しいわけないのに何を期待しているんだか」
と皮肉っぽいコメントも。
ちょっと言い過ぎのような気もするが、ただでさえ人口密度が高い東京は、地方から来た人や通勤・通学者で常に混み合っている。このコロナ禍で人出を抑えるべきところ、そんな不満を言われれば反発したくもなるだろう。ただ、並ぶ時間と労力をかけたぶん期待値が高くなるのは、東京に限ったことではないけれど。