新入社員の65%が「日本の社会は暗い」と回答 | キャリコネニュース
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新入社員の65%が「日本の社会は暗い」と回答

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日本能率協会は2023年度新入社員意識調査の結果を10月2日に発表した。調査は4月にネット上で実施し、日本能率協会の新入社員向け公開教育セミナー参加者675人から回答を得た。

「理想的だと思う上司・先輩」について尋ねたところ、1位は「仕事について丁寧な指導をする上司・先輩」で79%。男女別に見ても、男性78.4%、女性80.1%で共に1位だった。2位以降は「言動が一致している」(53.2%)、「部下の意見・要望を傾聴する」(47.3%)、「仕事の結果に対するねぎらい・褒め言葉を忘れない」(45%)と続いた。

8割が「上司の指示があいまいでも質問しないで作業を進める」ことに抵抗

「仕事をしていく上での不安」の1位は「上司・同僚など職場の人とうまくやっていけるか」で68.6%。2位以降は「仕事に対する現在の自分の能力・スキル」(65.6%)、「仕事での失敗やミス」(50.7%)、「ビジネスマナーや常識」(48.4%)と続いた。

「仕事をしていく上での抵抗感」については、「上司や先輩からの指示があいまいでも質問しないでとりあえず作業を進める」ことが83.7%と、8割を超えた。他には「知らない人・取引先に 電話をかける」(67.4%)、「会議や打ち合わせで 自分の考えを発信する」(58.6%)が挙げられた。

約7割が「定年まで一つの会社に勤めたい」と考えていることもわかった。反対に「機会があれば転職・独立したい」と考える人は30.1%で、属性別に見ると高校卒外群が34%、高校卒群が20.6%だった。

転職を考える場面は「会社の将来性が見込めなくなったとき」(78.4%)、「社風や企業文化が自分に合わないと感じたとき」(72.4%)、「昇給(月給が上がること)が見込めないとき」(59%)のようだ。

「これから仕事をしていく上で、強化したいと思う点(能力・スキル・資質)」のベスト3は「学習能力(他者や経験から学ぶ力)」(62.8%)、「自分の意見を分かりやすく伝える力」(52.7%)、「物事に進んで取り組む力」(49.2%)だった。

また「AIをはじめとするデジタル技術の進化と自身の職業人生の関係性」について、90.2%が「デジタル技術の進化がプラスになる」と見ている。

一方で「将来の日本社会の未来」については「暗いイメージに近い」と答えた人は65.8%だった。6割以上が希望を持っていないことが窺える。属性別に見ると、高校卒群では50.8%、高校卒外群は72%となり、高校卒群を大きく上回った。

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